特許
J-GLOBAL ID:200903091778601380

内燃機関の燃料噴射装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 樋口 武尚
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-286616
公開番号(公開出願番号):特開平7-139411
出願日: 1993年11月16日
公開日(公表日): 1995年05月30日
要約:
【要約】【目的】 燃圧脈動幅を低減してインジェクタからの供給燃料量を安定させること。【構成】 多気筒内燃機関1には、気筒毎に独立したインジェクタ9が配設されている。ECU26のCPU26aは、ディストリビュータ20に配設された回転数センサ22からのエンジン回転数Ne 及び熱式空気流量計13からの吸入空気量Gavに基づいてインジェクタ9の噴射期間を算出し、1作動サイクル当たりのクランク角を気筒数で割ったときの気筒間隔周期内でインジェクタの噴射本数が最多となるときのオーバラップ本数をとるオーバラップ期間を算出する。これにより、オーバラップ期間が燃圧脈動の発生し易い所定範囲内にあるときには、噴射期間が複数回に分割され燃圧脈動を回避されるため、そのときの運転状態において必要とされる燃料量が極めて正確に供給されることとなる。
請求項(抜粋):
内燃機関の複数の気筒に対してそれぞれ独立して燃料を供給するインジェクタと、前記各気筒に対する吸入-圧縮-爆発-排気の4行程からなる1作動サイクル当たりの供給燃料量を決定する前記インジェクタの噴射期間をそのときのエンジン回転数と吸入空気量とに基づき算出する噴射期間演算手段と、前記1作動サイクル当たりのクランク角を気筒数で割ったときの気筒間隔周期内で、前記噴射期間演算手段で算出された噴射期間に基づく前記インジェクタの噴射本数が最多となるときのインジェクタ本数であるオーバラップ本数を算出するオーバラップ本数演算手段と、前記オーバラップ本数演算手段で算出されたオーバラップ本数をとる前記気筒間隔周期内の噴射期間をオーバラップ期間として算出するオーバラップ期間演算手段と、前記オーバラップ期間演算手段で算出されたオーバラップ期間が所定範囲内となるときには、前記オーバラップ期間を複数回に分割して所定期間以内とすると共に、その分割回数を任意の2つの前記インジェクタの噴射期間が完全に一致することのないように設定し、前記インジェクタに対する分割噴射を実施する分割噴射手段とを具備することを特徴とする内燃機関の燃料噴射装置。

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