特許
J-GLOBAL ID:200903091853109844

突然変異体CuZnSOD酵素によるラジカル形成の修飾方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-527058
公開番号(公開出願番号):特表2000-515491
出願日: 1997年01月24日
公開日(公表日): 2000年11月21日
要約:
【要約】家族性筋萎縮性側索硬化症(FALS)関連突然変異体CuZnSOD,A4VおよびG93Aは,野生型CuZnSODの場合よりも,過酸化水素からのヒドロキシルラジカルの発生を高率に触媒することが発見された.銅キレート剤,ジエチルジチオカルバメート(DDC)は,突然変異体CuZnSOD,A4VならびにG93Aのラジカル発生およびSOD活性の両者を野生型CuZnSOD酵素の場合の阻害に必要な濃度よりも有意に低いDDC濃度で阻害することが見出された.FALSの神経細胞培養モデルにおいて,DDCは4種のFALS関連突然変異体の作用を逆転させるが,野生型CuZnSODのみを発現する細胞の生存率は変化させない.すなわち,銅キレート剤の投与により,突然変異体CuZnSOD酵素を有する患者におけるラジカル形成の調節およびALSの処置が可能である.処置はラジカル掃去剤の投与または突然変異体遺伝子に特異的な阻害剤の投与によっても影響される.
請求項(抜粋):
ALSを有する患者にALSの症状の緩和に有効な量の銅キレート剤を投与することからなるALS患者の処置方法.
IPC (4件):
A61K 31/145 ,  A61K 31/198 ,  A61P 21/04 ,  C12N 9/99
FI (4件):
A61K 31/145 ,  A61K 31/198 ,  A61P 21/04 ,  C12N 9/99

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