特許
J-GLOBAL ID:200903091894205610
鋳造方法及びその方法で使用される中子
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
岡田 英彦 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-155872
公開番号(公開出願番号):特開平8-024991
出願日: 1994年07月07日
公開日(公表日): 1996年01月30日
要約:
【要約】【目的】 中子を引き抜く際にその中子の一部を製品中の必要部位に残せるようにして後工程での作業効率を向上させる。【構成】 本発明に係る鋳造方法は、溶湯がキャビティ16内に圧入されてから中子20に接する部位が凝固するまでの時間をT1とし、そのT1よりも所定時間長い時間をT2としたときに、溶湯にT1時間だけ接している間はその溶湯の高圧に抗してその変形量が製品xに求められる形状精度を満足する強度を維持し、かつ、前記T1時間以上でT2時間以下の間は溶湯の熱により強度が低下して塑性変形が可能であると同時に一端を引き抜くことにより他端も引き抜くことができる相互結合力を有する樹脂を選択する工程と、前記樹脂により、主中子22と補助中子24とを製造する工程と、主中子22と補助中子24とを鋳型10にセットする工程と、溶湯の圧入後、前記T1時間以上T2時間以下のタイミングで、主中子22を引き抜く工程とを有している。
請求項(抜粋):
中子が挿入されているキャビティ内に溶湯を高圧で圧入して製品を鋳造する鋳造方法において、溶湯がキャビティ内に圧入されてから中子に接する部位が凝固するまでの時間をT1とし、そのT1よりも所定時間長い時間をT2としたときに、前記溶湯にT1時間だけ接している間はその溶湯の高圧に抗してその変形量が前記製品に求められる形状精度を満足する強度を維持し、かつ、前記T1時間以上でT2時間以下の間は溶湯の熱により強度が低下して塑性変形が可能であると同時に一端を引き抜くことにより他端も引き抜くことができる相互結合力を有する樹脂を選択する工程と、前記工程で選択した樹脂により、前記製品に中空部を成形する主中子を製造する工程と、溶湯に接している間はその溶湯の高圧に抗して変形量が前記製品に求められる形状精度を満足する強度を維持する樹脂により、前記主中子と組み合わされて使用される補助中子を製造する工程と、前記主中子の巾木部と補助中子の巾木部とを鋳型にセットして、両中子をキャビティ内の予め決められた位置に位置決めする工程と、溶湯の圧入後、前記T1時間以上T2時間以下のタイミングで、前記補助中子を残して主中子を引き抜く工程と、を有することを特徴とする鋳造方法。
IPC (4件):
B22C 9/10
, B22C 1/00
, B22D 17/22
, B22D 29/00
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