特許
J-GLOBAL ID:200903091902749986

電力変換装置のスナバ回生回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-175812
公開番号(公開出願番号):特開平6-022558
出願日: 1992年07月03日
公開日(公表日): 1994年01月28日
要約:
【要約】【目的】夫々主スイッチング回路,充放電スナバ回路,一括スナバ回路,スナバエネルギの回生用回路等を持ち、主直流電源1に主直流母線5を介して接続される複数の電力変換回路を備えた電力変換装置の小形化、コスト低減等を計る。【構成】個々の電力変換回路から補助直流電源3a,3bおよびこの補助直流電源3a,3bのエネルギを主直流電源1へ回生する回生用電力変換回路2a,2bを外部へ取出して、新たな複数の電力変換回路4-1に共通のものとして設け、この各電力変換回路4-1と補助直流電源3a,3bとは新設した回生用母線6a,6bを介して結合する。そして各電力変換回路4-1内のスナバ回路のエネルギを回生用母線6a,6bを介して補助直流電源3a,3bに蓄える。
請求項(抜粋):
少なくとも出力する交流の相数分の主スイッチング回路と、充放電スナバ回路又は一括スナバ回路のいずれか一方または双方とを持つ電力変換回路であって、前記主スイッチング回路の1相分は少なくとも夫々1個のスイッチング素子を持つ正極アームと負極アームとを直列接続し、この2つのアームの接続点を当該の電力変換回路の交流出力端子とし、この直列回路の両端を当該の電力変換回路の直流端子としてなり、前記充放電スナバ回路は前記のアーム毎に夫々当該アームの順電圧を導通させる極性の充放電スナバダイオードと充放電スナバコンデンサとの直列回路を当該アームに並列に接続してなり、前記充放電スナバダイオードと充放電スナバコンデンサとの接続点には夫々該スナバダイオードによる該スナバコンデンサの充電電荷を放電させる極性の第1の補助ダイオードと第1の補助リアクトルとの直列回路の一端を接続し、この直列回路の他端をこの直列回路に対応する前記アームが正極アームであるか負極アームであるかに応じて夫々当該の電力変換回路の正極側回生用端子又は負極側回生用端子に接続してなり、前記一括スナバ回路は前記直流端子間の順電圧を導通させる極性の一括スナバダイオードと一括スナバコンデンサとの直列回路を前記直流端子間に接続してなり、前記一括スナバダイオードと一括スナバコンデンサとの接続点には該スナバダイオードによる該スナバコンデンサの充電電荷を放電させる極性の第2の補助ダイオードと第2の補助リアクトルとの直列回路の一端を接続し、この直列回路の他端を前記一括スナバダイオードが前記直流端子の正極側にあるか負極側にあるかに応じて夫々前記正極側回生用端子又は負極側回生用端子に接続してなるような電力変換回路を複数個設け、前記の各電力変換回路の正,負の直流端子を夫々正極側および負荷側の直流母線を介して主直流電源の正極および負極に接続し、前記電力変換回路のいずれかが正極側回生用端子を持つ場合には、前記主直流電源の正極電位より高い電位を持つ正極側回生用母線を設け、この正極側回生用母線と前記正極側直流母線との間に正極側補助直流電源を設け、この正極側回生用母線を前記の各当該の電力変換回路の正極側回生用端子に接続すると共に、前記正極側補助直流電源のエネルギを前記主直流電源に回生する第1の回生用電力変換回路を設け、前記電力変換回路のいずれかが負極側回生用端子を持つ場合には、前記主直流電源の負極電位より低い電位を持つ負極側回生用母線を設け、この負極側回生用母線と前記負極側直流母線との間に負極側補助直流電源を設け、この負極側回生用母線を前記の各当該の電力変換回路の負極側回生用端子に接続すると共に、前記負極側補助直流電源のエネルギを前記主直流電源に回生する第2の回生用電力変換回路を設けたことを特徴とする電力変換装置のスナバ回生回路。

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