特許
J-GLOBAL ID:200903091996625010

内燃機関用シリンダヘッド、シリンダヘッドへのバルブシートの肉盛方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 伊藤 洋二 ,  三浦 高広 ,  水野 史博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-247762
公開番号(公開出願番号):特開2007-064009
出願日: 2005年08月29日
公開日(公表日): 2007年03月15日
要約:
【課題】 肉盛層の下部のCuリッチ相とアルミニウム合金との界面近傍に脆硬なAl-Fe系金属間化合物が形成されず、肉盛層の上部にFeリッチ相が偏析し、耐摩耗性が十分なバルブシートとする。【解決手段】 内燃機関用シリンダヘッドにおける吸気ポートおよび排気ポートの開口端に、Fe、Cuおよび二相分離合金元素を含んで構成される混合粉末を供給し、半導体レーザを用いて、混合粉末に対してレーザ光を照射することで、該混合粉末を溶融させる。そして、溶融させた混合粉末を凝固させることで銅基合金粉末のレーザ肉盛を行い、バルブシート16を形成する。このとき、混合粉末におけるFe、Cuおよび二相分離合金元素の質量比を、Feが15〜85質量%、二相分離合金元素が、例えばC:0.02〜2.0質量%、Cr:4〜30質量%等のうちの1種類もしくは2種類以上の組み合わせ、Cuが残部とする。【選択図】 図3
請求項(抜粋):
アルミニウム合金を基材として構成され、吸気ポート(3)および排気ポート(4)が形成されていると共に、これら吸気ポート(3)と排気ポート(4)における燃料室(2)側の開口端に吸気バルブ(5)および排気バルブ(6)が当接されるバルブシート(16)が形成されている内燃機関用シリンダヘッドであって、 前記バルブシート(16)は、Fe、Cuおよび二相分離合金元素を含む銅基合金粉末の肉盛層によって構成され、該肉盛層の上部に球状のFeリッチ相(16a)が形成されていると共に、該肉盛層の下部および前記Feリッチ相(16a)を囲むようにCuリッチ相(16b)が単レーザプロセスで形成された傾斜機能肉盛層となっていることを特徴とする内燃機関用シリンダヘッド。
IPC (6件):
F02F 1/24 ,  F01L 3/02 ,  B23K 26/20 ,  B23K 26/34 ,  B23K 35/30 ,  C22C 9/00
FI (7件):
F02F1/24 S ,  F01L3/02 H ,  F01L3/02 E ,  B23K26/20 310N ,  B23K26/34 ,  B23K35/30 340Z ,  C22C9/00
Fターム (8件):
3G024AA14 ,  3G024AA15 ,  3G024FA06 ,  3G024GA23 ,  3G024HA07 ,  4E068BB00 ,  4E068BB01 ,  4E068DA02
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特開平2-196117号公報

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