特許
J-GLOBAL ID:200903092021851245

適応型Y/C分離装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-204639
公開番号(公開出願番号):特開平5-030532
出願日: 1991年07月22日
公開日(公表日): 1993年02月05日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、テレビジョン受像機等に用いられ、複合カラーテレビジョン信号から輝度信号と搬送色信号とを分離する適応型Y/C分離装置に関する。そして、この発明は、特にドット妨害やクロスカラーを抑圧し、輝度信号の斜め解像度を向上させ、かつ色信号の垂直及び水平解像度を向上させた信号分離のできる適応型Y/C分離装置を提供することを目的としている。【構成】 水平方向BPF6の出力であるB成分とC成分との大小関係に応じて、B成分が色信号か輝度信号かを判別して、制御信号発生回路9で制御信号SHを生成し、水平方向可変BPF4の通過帯域を制御する。また、水平方向BPF6の出力であるC成分と、水平方向BPF7の出力であるF成分との大小関係に応じて、F成分が色信号か輝度信号かを判別して、制御信号発生回路9で制御信号SVを生成し、垂直方向可変BPF3の通過帯域を制御する。
請求項(抜粋):
搬送色信号が輝度信号に重畳されている複合カラーテレビジョン信号が供給される垂直方向可変帯域通過フィルタと、前記垂直方向可変帯域通過フィルタの出力が供給され搬送色信号出力を得る水平方向可変帯域通過フィルタと、前記複合カラーテレビジョン信号から前記搬送色信号出力を減算し輝度信号出力を得る減算器とを備えた適応型Y/C分離装置において、前記複合カラーテレビジョン信号がそれぞれ供給される第1乃至第3のフィルタと、前記第1のフィルタの出力と前記第2のフィルタの出力との大小関係を判定する第1の判定器と、前記第2のフィルタの出力と前記第3のフィルタの出力との大小関係を判定する第2の判定器とを備え、供給される前記第1乃至第3のフィルタの出力から、前記第1及び第2の判定器の判定結果に応じた制御信号を発生する制御信号発生回路とを設け、fh を水平周波数(単位はMHz )、fv は垂直周波数(単位はCycle /Height)、fscは色副搬送波周波数としたとき、前記第1乃至第3のフィルタの2次元中心周波数(fh , fv )は、前記第1のフィルタでは(fsc/2 ,525/4 )付近であり、前記第2のフィルタでは( fsc,525/4 )付近であり、前記第3のフィルタでは( fsc,525/8 )付近であり、前記垂直方向可変帯域通過フィルタ及び水平方向可変帯域通過フィルタは、前記制御信号に応じて通過帯域を変化させるフィルタであり、前記制御信号発生回路は、前記第1の判定回路が、前記第1のフィルタの出力が前記第2のフィルタの出力より小さいと判定した場合には、前記水平方向可変帯域通過フィルタの通過帯域を広げる制御信号を発生し、前記第1の判定回路が、前記第1のフィルタ出力が前記第2のフィルタの出力より大きいと判定した場合には、前記水平方向可変帯域通過フィルタの通過帯域を狭める制御信号を発生し、前記第2の判定回路が、前記第3のフィルタの出力が前記第2のフィルタの出力より小さいと判定した場合には、前記垂直方向可変帯域通過フィルタの通過帯域を広げる制御信号を発生し、前記第2の判定回路が、前記第3のフィルタの出力が前記第2のフィルタの出力より大きいと判定した場合には、前記垂直方向可変帯域通過フィルタの通過帯域を狭める制御信号を発生することを特徴とする適応型Y/C分離装置。
IPC (2件):
H04N 9/78 ,  H03H 21/00

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