特許
J-GLOBAL ID:200903092032674370

磁束密度の高い一方向性電磁鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-091441
公開番号(公開出願番号):特開平9-279247
出願日: 1996年04月12日
公開日(公表日): 1997年10月28日
要約:
【要約】【課題】 変圧器などに用いられる高磁束密度一方向性電磁鋼板の磁束密度を極限まで高めた超高磁束密度一方向性電磁鋼板を、工場のラインにおいて安定的に安価に製造する。【解決手段】 AlNを主インヒビターとし強圧下率を特徴とする一方向性電磁鋼板の製造にあたり、Biを0.0005〜0.03%含有し、仕上焼鈍時にマグネシアスラリー焼鈍分離剤の上に焼鈍分離剤を静電塗布することにより、超高磁束密度一方向性電磁鋼板が工場規模の設備で安定的に製造できる。得られた材料に磁区制御を施すことにより、超低鉄損一方向性電磁鋼板が得られる。【効果】 静電塗布技術の導入により、工業規模のコイル状の仕上焼鈍中において、コイル内部の雰囲気不均一により生じるBi純化挙動に起因した磁束密度B8 のバラツキを効果的に解決する。
請求項(抜粋):
重量%で、C :0.02〜0.1%Si:2.0〜4.8%、酸可溶性Al:0.012〜0.050%、N :0.0030〜0.0150%、Bi:0.0005〜0.03%を含有し、残部はFeおよび不可避的不純物をからなる溶鋼を鋳造し、熱間圧延し、次いで65〜95%の最終強冷延を含む1回あるいは中間焼鈍をはさむ2回以上の冷間圧延を行い最終板厚とし、脱炭焼鈍を行ったのち窒化処理を施すかあるいは施さず、二次再結晶仕上焼鈍を行う工程からなる一方向性電磁鋼板の製造方法において、脱炭焼鈍あるいは窒化焼鈍後の鋼板表面に、マグネシアを主成分とする水スラリーを塗布、乾燥して形成した0.5〜3g/m2 の下層皮膜と、その上に焼鈍分離剤の粉体粒子を静電塗装して形成した3〜20g/m2 の上層皮膜を施したのちコイル状に巻き取り、二次再結晶仕上焼鈍することを特徴とする磁束密度の高い一方向性電磁鋼板の製造方法。
IPC (5件):
C21D 8/12 ,  C21D 9/46 501 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/06 ,  H01F 1/16
FI (5件):
C21D 8/12 B ,  C21D 9/46 501 B ,  C22C 38/00 303 U ,  C22C 38/06 ,  H01F 1/16 B

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