特許
J-GLOBAL ID:200903092071977533

エンジンの失火診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 進
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-233393
公開番号(公開出願番号):特開平10-077899
出願日: 1996年09月03日
公開日(公表日): 1998年03月24日
要約:
【要約】【課題】 失火以外の原因によるエンジンの回転変動の影響を受けることなく、且つ、誤判定を生じ易い運転領域においても確実に失火を検出することができ、診断精度及び信頼性を向上する。【解決手段】 失火判定レベルLVLMISと#n気筒の補正後差回転変化DDNEAnとを比較し、DDNEAn≧LVLMISのとき、負の失火判定レベル(-LVLMIS)と#n-1気筒の補正後差回転変化DDNEAn-1とを比較する。そして、DDNEAn≧LVLMIS、且つ、DDNEAn-1≦-LVLMISのとき、さらに、吸気管圧力変化(NEWPINTn-1-OLDPINTn-1)を吸気管圧力失火判定値PINTMISと比較し、(NEWPINTn-1-OLDPINTn-1)≧PINTMISのとき、#n-1気筒が失火状態であると判定することにより、運転状態に拘らず誤判定を防止して正確に失火を検出する。
請求項(抜粋):
エンジンの回転を検出する回転検出手段からの出力に基づいて、燃焼行程の気筒のエンジン回転数と、1燃焼行程前の気筒のエンジン回転数との差を差回転として求める差回転算出手段と、上記差回転算出手段で算出した差回転を統計処理し、上記回転検出手段に係わる誤差を補正した補正後差回転を算出する補正後差回転算出手段と、吸気管圧力を検出する圧力検出手段からの出力に基づいて、1燃焼行程前の気筒に対応する吸気管圧力の変化を算出する吸気管圧力変化算出手段と、エンジン運転状態に基づいて、エンジン回転数の変化分による失火判定のための失火判定レベルを設定する失火判定レベル設定手段と、エンジン運転領域に応じ、吸気管圧力変化による失火判定のための吸気管圧力失火判定値を設定する吸気管圧力失火判定値設定手段と、上記補正後差回転算出手段で算出した補正後差回転の変化が、2燃焼行程前の気筒と1燃焼行程前の気筒との間で上記失火判定レベル以下の負の値で、1燃焼行程前の気筒と燃焼行程気筒との間で上記失火判定レベル以上の正の値となり、且つ、上記吸気管圧力変化算出手段で算出した吸気管圧力変化が上記吸気管圧力失火判定値以上となったとき、1燃焼行程前の気筒が失火状態であると判定する失火判定手段とを備えたことを特徴とするエンジンの失火診断装置。
IPC (3件):
F02D 45/00 368 ,  F02D 45/00 362 ,  F02D 45/00 364
FI (3件):
F02D 45/00 368 Z ,  F02D 45/00 362 J ,  F02D 45/00 364 D

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