特許
J-GLOBAL ID:200903092086578430

顆粒体の圧密特性評価方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北村 修一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-337107
公開番号(公開出願番号):特開平11-173965
出願日: 1997年12月08日
公開日(公表日): 1999年07月02日
要約:
【要約】【課題】 個々の顆粒体が、圧密に際して顆粒体の状態から圧密成形体に至る過程を微視的に評価し得る顆粒体の圧密特性評価方法を提供する。【解決手段】 顆粒体1を圧密する際に、押圧部材3を一定変位速度で一定時間押し込んだ後、一定時間停止する基本操作を繰り返し、一回の基本操作毎に押圧部材3に作用する荷重の変化を測定して押圧部材3の押込み時間と荷重との関係を求め、夫々の基本操作における顆粒体層2の降伏挙動を検討することで、顆粒体1の変形・破壊特性等の圧密特性を微視的に評価する。
請求項(抜粋):
顆粒体を圧密するための金型に顆粒体を充填し、押圧部材を用いて前記顆粒体を加圧するに際して、前記押圧部材を前記顆粒体に対して一定変位速度で一定時間に亘って押し込んだ後、前記押圧部材の押込みを一定時間停止する操作を基本操作とし、当該基本操作において、前記押圧部材あるいは前記金型に作用する荷重の変化を測定して、前記押圧部材の押込み時間と前記荷重との関係を求め、押圧開始直後における、前記押込み時間の増加に対する前記荷重の増加の割合が一定となる領域を第1領域とし、押圧終了直前における、前記押込み時間の増加に対する前記荷重の増加の割合が一定となる領域を第2領域とし、前記第1領域および前記第2領域における、前記押込み時間と前記荷重との関係を夫々第1関数および第2関数として求め、前記第1領域の終点における前記荷重をPyとすると共に、前記第1関数と前記第2関数との共通点における前記荷重をPbとし、前記基本操作が終了した時点において、【数1】で表される関係より顆粒体層の充填率を求めると共に、当該充填率と、前記Pyおよび前記Pbから求めたPb/Pyとの相関関係を求め、更に、前記基本操作を繰返し行うことで、前記相関関係を順次求め、顆粒体の変形・破壊特性を評価することを特徴とする顆粒体の圧密特性評価方法。

前のページに戻る