特許
J-GLOBAL ID:200903092091674731

静脈輸注ライン流制御システムのためのカセット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山崎 行造 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-500542
公開番号(公開出願番号):特表平11-510404
出願日: 1996年05月09日
公開日(公表日): 1999年09月14日
要約:
【要約】患者から供給源へのIV流体の流れを制御するカセットである。好ましくは、カセットは、このカセットを通る流路に沿って、圧力伝達チャンバ(50)の両側における第1と第2の膜付き弁(6,7)と、止コック型弁(20)とを含む。止コック型弁(20)は好ましくは第2の膜付き弁(7)の下流側に位置し、第2の膜付き弁(7)は、好ましくは圧力伝達チャンバ(50)の下流側に位置する。止コック制御弁(20)は好ましくは、補面を持つ二つの剛性円筒部材(22,220)を有し、ここで一方の部材は、その補面上に形成されたテーパー状溝(231)を含む。二つの補面は、それらの間に、干渉嵌合に代えて、空間を形成しており、この空間には弾性封止部材(25)が配置されている。第一と第二の剛性部材が互いに関して開放位置にあるときには、封止部材は孔(251)を形成し、二つの剛性部材によりそれぞれ形成された流路部分(23,24)の間に、孔(251)を通じて流体連通が与えられる。第一と第二の剛性部材が互いに関して閉止位置にあるときには、封止部材は二つの流路部分の間の流れを阻止するシールを与える。弁が閉止して、止コック弁が弁の下流の流れを制限するときに、弁チャンバ(75)が、患者へ流れる加圧された静脈輸注流体の供給源を与えるように、第2の膜付き弁(7)の弁チャンバを形成する膜は、大きく、且つ弾性的であることが好ましい。圧力伝達チャンバ(50)は好ましくは膜(41)を有し、この膜は空チャンバ状態では安定しているが、充填チャンバ状態では比較的に不安定である。
請求項(抜粋):
止コック弁であって、 第一の面を有し、この第一の面における第一の境界と共に第一の流路部分を形成する第一の剛性部材と、 第二の面を有し、この第二の面における第二の境界と共に第二の流路部分を形成する第二の剛性部材とであり、 ここで第一の境界は第一の面上に形成された溝を含み、この溝は大断面領域から小断面領域へテーパー状をなし、 第一と第二の剛性部材は、(i)完全開放位置と(ii)部分的開放位置と(iii)閉止位置とを順番に与えるように、互いに関して回転自在に取り付けられ、 第一の面と第二の面はそれらの間に空間を形成している第一と第二の剛性部材と、 第一の面と第二の面との間の前記空間に配置されて、第二の面から第一の面へ延出する弾性封止部材であり、 この弾性封止部材は、前記完全開放位置において第一と第二との流路部分の間の流体連通を与えるように位置した孔を形成しており、 この弾性封止部材は、前記閉止位置において第一と第二との流路部分の間の流れを阻止するシールを与えるように、第二の面へ封止するように装着されており、 前記溝に関して、前記部分的開放位置において、前記孔のみならず前記溝を通じても第一と第二の流路部分の間の流体連通を与えるように配置されている弾性封止部材と、 第一と第二の面により形成された前記空間に配置され、前記空間からの流体の流出を第一の流路部分を除いて防止する封止手段とを備える止コック弁。
IPC (3件):
A61M 5/168 ,  A61M 39/00 ,  F16K 5/04
FI (2件):
A61M 5/14 429 ,  F16K 5/04 A
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特公平4-077188
審査官引用 (1件)
  • 特公平4-077188

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