特許
J-GLOBAL ID:200903092102970508

用時溶解型薬剤充填済注射器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田中 壽雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-214279
公開番号(公開出願番号):特開平5-031191
出願日: 1991年07月30日
公開日(公表日): 1993年02月09日
要約:
【要約】【構成】隔壁を有するバイアルに薬剤及び薬剤溶解液を分離して封入してあり、注射の直前にプランジャーを一定の位置まで押し込むと、隔壁がリークして薬剤溶解液が、薬剤を封入したスペースに注入されて薬剤を溶解し、注射液が調整される。次にバイアルにホルダーを取り付けると、ホルダーの内側に装着されている針先がバイアルを貫通して注射針が注射液に連結され、ホルダーの外側に装着されている針先を使用して体内に注射出来る。【効果】最近の注射剤は使用する直前に薬剤溶解液で溶解して使用する必要がある。また患者が常時携行して一定時間毎に注射する必要があるものもある。本発明の注射器を使用すれば、簡単な操作で使用直前に薬剤を溶解して注射液を調製して注射出来る。携帯にも便利で要すれば複数回に分けて注射することも可能であり、注射液量も正確に制御することが出来る。
請求項(抜粋):
バイアル本体1、キャップ2、前部スペース3、コネクター4、後部スペース5、蓋6、ホルダー本体7、注射針8及びプランジャー9よりなり、バイアル本体1にはキャップ2、コネクター4、及び蓋6が取り付けられ、キャップ2とコネクター4の間は前部スペース3となり、コネクター4と蓋6の間は後部スペース5となり、前部スペース3には薬剤10が、後部スペース5には薬剤溶解液11が封入され、両スペースの内部は減圧状態に保持され、バイアル本体1の中間部には直径が太い部分12が設けられ、またホルダー本体7の先端を貫通して注射針8が取り付けられ内側及び外側に針先14、15が有り、使用時蓋6にプランジャー9を挿入して内部に押し込むと、薬剤溶解液11及びコネクター4が押し込まれ、コネクター4は後部スペース内ではバイアル本体1の内面に密着した形状になっているが、直径が太い部分12に達すると、楕円形13となりコネクター4とバイアル本体1の間に空隙が出来、薬剤溶解液11はその空隙を通って前部スペース3に流れ込み、薬剤10を溶解して注射液となり、次にホルダー7をバイアル1に取り付けると、ホルダー7の内側の針先14はキャップ2を貫通して前部スペース3に連結され、プランジャー9を押し込むことにより、前部スペース3内部の注射液を針先15より注射出来ることを特徴とする用時溶解型薬剤充填済注射器。
IPC (2件):
A61M 5/24 ,  A61M 39/00
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 特開昭64-080371
  • 特開昭59-155264
  • 特開昭63-139563
審査官引用 (3件)
  • 特開昭64-080371
  • 特開昭59-155264
  • 特開昭63-139563

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