特許
J-GLOBAL ID:200903092117746361

通気口用部材と建築物の結露を防止する通気装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川成 靖夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-145749
公開番号(公開出願番号):特開平10-317526
出願日: 1997年05月19日
公開日(公表日): 1998年12月02日
要約:
【要約】【課題】 RC壁、断熱層を通過し通気層に排出された水蒸気は、外装材の下端の水切部通気口より流入した空気が、外装材上端の排気口より流出する空気により外に運ばれる。しかし、通気層内を通過する空気の水蒸気濃度が飽和蒸気圧に達する場合があり、外装材の温度が低い時は外装材の内面に結露が発生する。【解決手段】 通気口用部材本体2とカバー3とダンパ4から構成され、強風など風圧が強い場合は、風がダンパ4を動かし第1空気流入穴を閉じるよう構成されている通気口用部材と、断熱材7Aで外断熱処理された建築物7において、当該建築物7の壁面部7Bの室外側に空気通路9を存した状態で取付けられた通気口用部材1と、上下に位置する通気口用部材間に嵌込み張設された外装材10から構成され、空気通路9の下端と上端が外気に連通している建築物の結露を防止する通気装置である。
請求項(抜粋):
通気口用部材本体(2)と、カバー(3)と、ダンパ(4)から構成され、通気口用部材本体(2)は、所定幅を有する横板部(2A)と、横板部の上辺に連結された上方コ字型材(2B)と、横板部(2A)の下辺に連結された下方コ字型材(2C)から構成され、通気口用部材本体(2)の横板部(2A)には空気通路への第1空気流入穴(2A1)が開設され、カバー(3)は、所定幅を有する横板部(3A)と、横板部の上辺に連結された上方L字型材(3B)と、横板部(3A)の下辺に連結された下方L字型材(3C)から構成され、下方L字型材(3C)には空気通路への第2空気流入穴(3C11)が開設され、カバー(3)は、通気口用部材本体(2)における上方コ字型材(2B)と下方コ字型材(2C)に外方から嵌着され、ダンパ(4)は、カバー(3)と通気口用部材本体(2)との間に揺動自在に吊下げられ、当該ダンパ(4)は、通常、風などは第2空気流入穴(3C11)から入り、ダンパ(4)とカバー(3)との間を通り通気口用部材本体(2)の第1空気流入穴(2A1)を通過すると共に、強風など風圧が強い場合、風などはカバー(3)の第2空気流入穴(3C11)から入り、ダンパ(4)を動かし第1空気流入穴(2A1)を閉じるよう構成されていることを特徴とする通気口用部材。
IPC (2件):
E04B 1/70 ,  E04B 1/64
FI (3件):
E04B 1/70 D ,  E04B 1/64 C ,  E04B 1/64 E

前のページに戻る