特許
J-GLOBAL ID:200903092139808328

低硫黄含有量の海綿鉄の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 安達 光雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-195859
公開番号(公開出願番号):特開平8-027507
出願日: 1995年07月06日
公開日(公表日): 1996年01月30日
要約:
【要約】【目的】 低硫黄含有量の海綿鉄を製造すること。【構成】 可動炉床(5)上に細かく砕いた物質を重畳した層からなる装入物(7)を布設し、これらの層の少なくとも一つは主に酸化鉄(1)で構成され、かつ少なくとも、別の一層は固体の炭素含有還元剤(2)と脱硫剤(3)との混合物(M)によって形成されている。当該装入物を加熱して固体の炭素含有還元剤の少なくとも部分的なガス化を起こさせ、これによって炭素と硫黄のガス化合物の放出が起こる。炭素のガス化合物に含まれる一酸化炭素(CO)の少なくとも一部分によって、酸化鉄の還元を実施し、そして、脱硫剤を用いて、硫黄のガス化合物に含まれる硫黄の少なくとも一部分を固定する。最後に、還元された酸化鉄と、固体の炭素含有還元剤の残査ならびに脱硫剤の残査を含む物質を分離する。酸化鉄は分離した小塊として布設することができる。
請求項(抜粋):
固体の炭素含有還元剤を使用する低硫黄含有量の海綿鉄の製造のための方法において、細かく砕いた物質を重畳した層からなる装入物(7)を可動炉床(5)に布設することと、前記層の少なくとも一層が、主として酸化鉄(1)からなることと、少なくとも別の一層が前記固体の炭素含有還元剤(2)と脱硫剤(3)の混合物(M)で形成されていることと、前記装入物の加熱によって、前記固体の炭素含有還元剤の少なくとも一部分の、炭素と硫黄のガス化合物へのガス化を生ぜしめることと、前記炭素のガス化合物中に含まれる一酸化炭素(CO)の少なくとも一部分によって前記酸化鉄の還元を実施することと、前記脱硫剤によって、前記硫黄のガス化合物の少なくとも一部分を固定すること、ならびに、前記還元された酸化鉄と、前記固体の炭素含有還元剤ならびに前記脱硫剤の残査を含む物質を分離することとを特徴とする海綿鉄の製造方法。

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