特許
J-GLOBAL ID:200903092165135455

脆性き裂伝播停止特性と板厚方向破壊特性の優れた鋼材およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-067396
公開番号(公開出願番号):特開2002-020835
出願日: 2001年03月09日
公開日(公表日): 2002年01月23日
要約:
【要約】【課題】 少なくとも鋼材表層領域の組織改質を行って、板厚方向の破壊特性を確保しつつアレスト性能を向上させた鋼材及びその製造方法を提供する。【解決手段】 所定成分を有する鋼材で、表層から板厚の少なくとも5%以上の領域において、平均粒径3μm以下の等軸フェライト粒が面積率にして20%以上有し、しかも伸長フェライト粒を主体とし、平均短軸粒径が2〜5μmの集合組織コロニーを有し、かつ(100)面強度比が1.5〜4.0を有する、脆性き裂伝播停止特性と板厚方向破壊特性の優れた鋼材。その製造方法は、Ac3 〜1200°Cの鋼片を、表面より鋼片厚中心方向に鋼片厚の少なくとも5%以上の表層領域がAr3 以下となるまで2°C/s以上の冷却速度で冷却した後、該表層領域を復熱させる過程において、Ac1 〜Ac1 +70°Cの温度域での累積圧下率が30〜70%となる圧延を施す。
請求項(抜粋):
質量%で、C :0.02〜0.2%、Si:0.01〜1.0%、Mn:0.30〜2.0%、Al:0.002〜0.10%、N :0.001〜0.01%、P :0.01%以下、S :0.01%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物よりなる鋼材で、表層から板厚の少なくとも5%以上の領域において、平均粒径3μm以下の等軸フェライト粒が面積率にして20%以上有し、しかも伸長フェライト粒を主体とし、平均短軸粒径が2〜5μmの集合組織コロニーを有し、かつ(100)面強度比が1.5〜4.0を有することを特徴とする脆性き裂伝播停止特性と板厚方向破壊特性の優れた鋼材。
IPC (4件):
C22C 38/00 301 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/58
FI (4件):
C22C 38/00 301 A ,  C21D 8/02 B ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/58
Fターム (31件):
4K032AA01 ,  4K032AA02 ,  4K032AA04 ,  4K032AA05 ,  4K032AA08 ,  4K032AA11 ,  4K032AA12 ,  4K032AA14 ,  4K032AA15 ,  4K032AA16 ,  4K032AA19 ,  4K032AA20 ,  4K032AA21 ,  4K032AA22 ,  4K032AA23 ,  4K032AA24 ,  4K032AA27 ,  4K032AA29 ,  4K032AA31 ,  4K032AA35 ,  4K032AA36 ,  4K032AA40 ,  4K032CA01 ,  4K032CA02 ,  4K032CB01 ,  4K032CB02 ,  4K032CC02 ,  4K032CC03 ,  4K032CD02 ,  4K032CF01 ,  4K032CF02

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