特許
J-GLOBAL ID:200903092176254553

散乱吸収体内部の光路分布計算方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 芳樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-078534
公開番号(公開出願番号):特開2001-264245
出願日: 2000年03月21日
公開日(公表日): 2001年09月26日
要約:
【要約】【課題】 生体などの不均一系の散乱吸収体内部の光路分布を迅速に算出することのできる方法を提供すること。【解決手段】 被計測媒体をN個のvoxe1に分割する第1ステップと、被計測媒体に対して、吸収がない以外は同一の仮想媒体を仮定する第2ステップと、仮想媒体に光入射位置と光検出位置とを設定する第3ステップと、光検出位置でのインパルス応答s(t)を算出する第4ステップと、光検出位置での時間tのインパルス応答が、時間t'(0≦t'≦t)の時点でvoxe1i(i=1,...,N;1≦N)内に存在していた確率密度Ui(t',t)を算出する第5ステップと、Ui(t',t)から時間tの時点で検出されるインパルス応答がvoxe1i内に存在していた累積確率Ui(t)を算出する第6ステップと、Ui(t)及びs(t)からvoxe1iの時間分解型光路長liを算出する第8ステップとを備える方法。
請求項(抜粋):
計測波長領域において、散乱吸収体である被計測媒体を、所定の大きさを有すると共に一様な吸収分布を有するとみなせるN(1≦N)個のvoxe1に分割する第1ステップと、前記N個のvoxe1に分割された前記被計測媒体に対して、形状、境界条件及び散乱分布が前記被計測媒体と同一であり、屈折率分布が一様で、且つ吸収がないとみなせる仮想媒体を仮定する第2ステップと、前記仮想媒体の表面に、インパルス光が入射する光入射位置と、前記光入射位置から入射して前記仮想媒体内を伝播した前記インパルス光の時間tにおけるインパルス応答s(t) を検出する光検出位置とを設定する第3ステップと、前記仮想媒体内へ前記光入射位置からインパルス光を入射する場合に、前記光検出位置において検出される前記インパルス応答s(t)を算出する第4ステップと、前記光入射位置から前記仮想媒体内にインパルス光を入射する場合に、前記光検出位置において時間tの時点で検出される前記インパルス応答s(t) を構成する光子集合が、前記光検出位置において検出される以前の時間t'(0≦t'≦t)の時点で前記仮想媒体内の任意のvoxe1i(i=1,2,...,N;1≦N)内に存在していた光子存在確率密度Ui(t',t)を算出する第5ステップと、前記光子存在確率密度Ui(t',t)を使用して前記光検出位置において時間tの時点で検出される前記インパルス応答s(t) を構成する光子集合が前記voxe1i内に存在していた光子存在累積確率Ui(t)を算出する第6ステップと、前記光子存在累積確率Ui(t)及び前記インパルス応答s(t)を使用して前記voxe1iの時間分解型光路長liを算出する第8ステップと、を備えることを特徴する散乱吸収体内部の光路分布計算方法。
Fターム (10件):
2G059AA03 ,  2G059BB12 ,  2G059EE01 ,  2G059FF01 ,  2G059GG10 ,  2G059KK01 ,  2G059MM01 ,  2G059MM02 ,  2G059MM03 ,  2G059MM20

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