特許
J-GLOBAL ID:200903092180944009

浸透性の悪い地盤への薬液注入工法およびこの工法に用いられる注入管

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 染谷 仁
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-348523
公開番号(公開出願番号):特開平9-170226
出願日: 1995年12月20日
公開日(公表日): 1997年06月30日
要約:
【要約】【目的】 関東ローム等、浸透性の悪い地盤への地盤固結用薬液の注入工法およびこれに用いられる注入管であって、浸透性の悪い地盤に対して、溶液型注入材のみならず、懸濁型注入材であっても良好に浸透し得る。【構成】 外側管2と、この内側に位置する薬液導入管3とを備えた注入管1を地盤A中に挿入し、薬液導入管3を通じて地盤A中に薬液を注入して地盤Aを改良する。外側管2には、先端に尖鋭部4を有する地盤穿孔棒5が、好ましくは複数本、薬液導入管3のまわりを取り巻くように、かつ尖鋭部4の突出および引き込み自在に収納される。さらに、外側管2の先端部には、外側管2の外部に開口した出口11を有する地盤穿孔棒5の案内通路9が設けられる。また、薬液導入管3の先端部には案内通路9内に、または案内通路9の出口11の近傍に開口した排出口12aを有する連絡路12が設けられる。そして、地盤穿孔棒5の尖鋭部4を案内通路9に沿って先端の出口11から外側管2の外部の地盤中に突出せしめて地盤を穿孔の後、次いで、地盤固結用薬液を薬液導入管3を通して、前記穿孔された地盤中に注入する。
請求項(抜粋):
外側管と、この外側管の内側に位置する薬液導入管とを備えてなる注入管を地盤中に挿入し、前記薬液導入管を通じて地盤中に薬液を注入して該地盤を改良する薬液注入工法であって、該外側管には、先端に尖鋭部を有する地盤穿孔棒が、この尖鋭部の突出および引き込み自在に収納されるとともに、この外側管の先端部には、前記外側管外部に開口した出口を有する前記地盤穿孔棒の案内通路が設けられ、かつ、前記薬液導入管の先端部には、前記案内通路内に、または前記案内通路の出口近傍に開口した排出口を有する連絡路が設けられてなり、前記地盤穿孔棒の尖鋭部を前記案内通路に沿って先端出口から外側管外部の地盤中に突出せしめて地盤に孔をあけ、次いで、前記薬液導入管を通して前記連絡路先端の排出口から地盤固結用薬液を前記穿孔された地盤中に注入することを特徴とする浸透性の悪い地盤への薬液注入工法。

前のページに戻る