特許
J-GLOBAL ID:200903092202863709
免震引抜抵抗装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
荒船 良男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-334271
公開番号(公開出願番号):特開平11-166331
出願日: 1997年12月04日
公開日(公表日): 1999年06月22日
要約:
【要約】【課題】 積層ゴムを用いた免震構造を有する建築物において、上記積層ゴムに大きな引張力が作用するのを低コストで防止する。【解決手段】 建築物1は、地盤に固定される基礎部2と、この基礎部2上に設けられた上部構造部4とからなる。これらの間には、積層ゴムからなる免震装置3と免震引抜抵抗装置10とが配置されている。この免震引抜抵抗装置10は、上部構造部4に固定される上部連結部30と基礎部2に固定される下部連結部40とこれらに連結された引抜抵抗部材20とを有する。また、引抜抵抗部材20と下部連結部40との連結には大きな遊びが設けられている。そして、上部連結部30と下部連結部40との距離が所定距離だけ増加した場合に、下部連結部40と引抜抵抗部材20との間で引張力を伝達できる状態となる。そして、この状態で、免震装置3への所定以上の引張力が働くのを防止できる。
請求項(抜粋):
地盤に固定されるように設けられた基礎部と、該基礎部上に免震装置を介して設けられた上部構造部とからなる建築物において、上記基礎部と上記上部構造部との間に配置されて上記基礎部と上記上部構造部との間に作用する引張力に抵抗する免震引抜抵抗装置であって、上記上部構造部と上記基礎部との間に上下に架け渡されて上記引張力に抵抗する引抜抵抗部材と、上記引抜抵抗部材の上端部を揺動自在に上記上部構造部に連結する上部連結部と、上記引抜抵抗部材の下端部を揺動自在に上記基礎部に連結する下部連結部とを具備してなり、上記上部連結部と上記下部連結部とのうちの少なくとも一方の連結部において、上記上部連結部と上記下部連結部との間の距離が地震時等において所定距離だけ長くなった際に、上記連結部と上記引抜抵抗部材との間で上記引張力が伝達されるように、上記連結部による引抜抵抗部材の連結に上記所定距離に対応する遊びが設けられていることを特徴とする免震引抜抵抗装置。
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