特許
J-GLOBAL ID:200903092262483433

高炉の操業方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 押田 良久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-309313
公開番号(公開出願番号):特開平6-136420
出願日: 1992年10月22日
公開日(公表日): 1994年05月17日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 損耗防止対策を集中的に実施して炉床の寿命を延長する。【構成】 複数の測温センサーにより測定した炉底温度分布に基づき、有限要素法、境界要素法または有限差分法を用いて3次元の伝熱解析を行い、炉底耐火物の侵食形状を求め、最深の侵食形状13aと比較して侵食進行領域を更新し、3次元の伝熱解析を行い、炉底耐火物4の目地差し形状12を求めて先に求めた目地差し面形状と比較して進行した目地差し面領域を更新すると共に、目地差し面12と過去最深の侵食面13aと比較し、過去最深の侵食面13aと炉内側の目地差し面12との間を凝固層8とすることを繰返し、炉底耐火物の侵食形状ならびに侵食された炉底耐火物上に生成した炉内溶融物の凝固層形状を推定し、侵食防止対策を講じる。【効果】 高炉の寿命を大幅に延長でき、高炉巻替えのための設備投資を著しく軽減できる。
請求項(抜粋):
高炉の炉底部分の温度に基いて炉底耐火物の侵食状況ならびに侵食された炉底耐火物上に生成した炉内溶融物の凝固層形状を監視しつつ操業を行う高炉の操業方法において、炉底耐火物内および/または炉底耐火物の外表面に3次元的に複数ヶ所配設した測温センサーにより測定した炉底温度分布に基づき、有限要素法、境界要素法または有限差分法を用いて3次元の伝熱解析を行い、炉底耐火物の侵食形状を求め、過去最深の侵食形状と比較して侵食が進行している領域を更新し、前記炉底温度分布を基に有限要素法、境界要素法または有限差分法を用いて3次元の伝熱解析を行い、炉底耐火物の目地差し面形状を求めて先に求めた目地差し面形状と比較して進行した目地差し面領域を更新すると共に、目地差し面形状と過去最深の侵食形状と比較し、過去最深の侵食面と炉内側の目地差し面との間を凝固層とすることを繰返し、定常的または非定常的に炉底耐火物の侵食形状ならびに侵食された炉底耐火物上に生成した炉内溶融物の凝固層形状を推定し、局部的に侵食している部分には局部的侵食防止対策を、全体的に侵食している場合には、全体的な侵食防止対策を講じることを特徴とする高炉の操業方法。
IPC (2件):
C21B 7/24 ,  C21B 7/06 302

前のページに戻る