特許
J-GLOBAL ID:200903092324552070

電源切換回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 荒船 博司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-246580
公開番号(公開出願番号):特開平10-094195
出願日: 1996年09月18日
公開日(公表日): 1998年04月10日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、電源切換時に突入電流によって電源切換リレーの接点が溶着しないように対策を施した接点防護回路を備えた電源切換回路を提供することである。【解決手段】 常用電源B1が停電して負荷3に供給される電源電圧が常用電源B1から予備電源B2に切り換えられる場合は、先に電源切換リレー2内の動作接点R1,R2が開放されて復旧接点R3,R4が閉成された後に、接点防護回路11内の励磁回路11bが緩動動作して、常用電源B1から供給される電源電圧を予備電源B2から供給される電源電圧に切り換えて負荷3に供給するようにしたため、常用電源B1から予備電源B2に切換時に発生する突入電流は、接点防護回路11内のソリッドステートリレーSSR3,SSR4を通ってから、電源切換リレー2内の復旧接点R3,R4が閉成された状態で流れるため、電源切換リレー2内の復旧接点R3,R4の接点消耗や溶着等の障害の発生を防止することができる。
請求項(抜粋):
常用電源から供給される電源電圧により励磁される励磁回路と、この励磁回路により閉成/開放される動作接点を、負荷の電源ラインと常用電源の電源供給ラインとの間に接続するとともに、励磁回路により閉成/開放される復旧接点を、負荷の電源ラインと予備電源の電源供給ラインとの間に接続した電源切換リレーを備え、前記常用電源から電源電圧が供給されている時は、前記電源切換リレーは動作接点を閉成して常用電源から電源電圧を前記負荷に供給し、該常用電源から電源電圧が供給されていない時は、該動作接点を開放して前記復旧接点を閉成し、負荷に予備電源に切り換えて接続して、予備電源から電源電圧を前記負荷に供給する電源切換回路において、前記常用電源の電源供給ライン及び前記予備電源の電源供給ラインと、前記電源切換リレーの電源接続端子との間に接続する接点防護回路を設け、この接点防護回路は、常用電源から供給される電源電圧を整流して直流電圧を生成する第1の整流回路と、予備電源から供給される電源電圧を整流して直流電圧を生成する第2の整流回路と、第1の整流回路により生成される直流電圧により励磁される励磁回路と、常用電源の電源供給ラインに対して直列に接続されて第1の整流回路から供給される直流電圧により駆動される第1、第2の半導体リレーと、予備電源の電源供給ラインに対して直列に接続されて第2の整流回路から供給される直流電圧により駆動される第3、第4の半導体リレーと、を備え、前記励磁回路により閉成/開放される動作接点を、第1の整流回路の直流電圧出力ラインと第1、第2の半導体リレーの操作ラインとの間に接続するとともに、前記励磁回路により閉成/開放される復旧接点を、第2の整流回路の直流電圧出力ラインと第3、第4の半導体リレーの操作ラインとの間に接続し、前記電源切換リレーの励磁回路は速動/速放動作とし、前記接点防護回路の励磁回路は緩動/緩放動作とし、前記常用電源が投入された時は、前記電源切換リレー内の励磁回路が先に動作して動作接点を閉成して、負荷に対して常用電源の電源ラインを接続し、次いで、前記接点防護回路内の励磁回路が動作して動作接点を閉成し、前記第1の整流回路から出力される直流電圧を前記第1、第2の半導体リレーに供給して、該第1、第2の半導体リレーを導通して前記常用電源からの電源電圧を前記負荷に供給し、前記予備電源が投入されていて常用電源が停止した場合は、前記電源切換リレー内の励磁回路が先に動作して動作接点を開放して復旧接点を閉成し、負荷に対して予備電源の電源ラインを接続し、次いで、前記接点防護回路内の励磁回路が動作して動作接点を開放して復旧接点を閉成し、前記第2の整流回路から出力される直流電圧を前記第3、第4の半導体リレーに供給し、該第3、第4の半導体リレーを導通して前記予備電源からの電源電圧を前記負荷に供給することにより、負荷に対して常用電源から予備電源に切り換えることを特徴とする電源切換回路。
IPC (2件):
H02J 9/06 502 ,  H02J 9/06 501
FI (2件):
H02J 9/06 502 E ,  H02J 9/06 501
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭56-116238
  • 特開昭60-089026
  • 特開平1-138923

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