特許
J-GLOBAL ID:200903092338640100

経口投与用薬物の微細カプセル化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 舟橋 榮子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-290453
公開番号(公開出願番号):特開平7-145045
出願日: 1991年10月11日
公開日(公表日): 1995年06月06日
要約:
【要約】【構成】 金属キレート能力があり生体適合性がある水溶性高分子をカプセル物質として用いる経口投与用薬物を含むオイルエマルションの微細カプセル化方法に関し、強い酸性である胃液で薬物とエマルションを保護し薬物の放出を抑制すると共に、オイルエマルションは小腸で微細カプセル物質から容易に放出され得る。【効果】 本発明により製造された薬物伝達系は胃に対する負担と損傷を減らすことができ、胃液での薬品の破壊を防止することができると共に、肝優先通過代謝過程による薬品の破壊もリンパ吸収によって減らすことができる。
請求項(抜粋):
薬物を油状物質の中に添加して混合した後、5〜30秒間超音波処理して薬物が内在されている油状物質を得て、このようにして得られた油状物質を、金属キレート能力のある多糖類を含む生分解性及び生体適合性を有する高分子物質(カプセル物質の物理的性質を改善する) 及び乳化剤の水溶性溶液混合物(カプセル物質として使用される) と混合して相分離を生じることを観察した後、次いで、相分離した液体(油状物質/水溶性溶液混合物)を再度超音波発生装置で超音波処理することにより、直径5μm範囲以下に粒子の直径分布が一定な油滴(oil droplet)を含む均一な牛乳の色のエマルションを得て、このようにして得られたエマルションをできるだけ早い時間内に多価陽イオン塩水溶液の中に滴下して前記多糖類と多価イオン塩との間に架橋結合を形成せしめて前記多糖類を固形化させた後、凍結乾燥して粉末化することを特徴とする経口投与用薬物の微細カプセル化方法。
IPC (3件):
A61K 9/50 ,  A61J 3/07 ,  B01J 13/06

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