特許
J-GLOBAL ID:200903092342310637

脱水タイミングの設定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西澤 利夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-361790
公開番号(公開出願番号):特開2001-170915
出願日: 1999年12月20日
公開日(公表日): 2001年06月26日
要約:
【要約】【課題】 脱水タイミングを最適に設定し、脱水不良に起因するセメント系無機質板の不良削減を図る。【解決手段】 プレス成形の際に、プレス圧力、サクション圧力を測定すると共にプレスストロークを検出し、プレス圧力カーブ、プレスストロークカーブ、サクションカーブをそれぞれ得、得られたカーブから成形金型とシート基材の接触直後のプレス下降速度V、成形金型とシート基材の接触時からプレス圧力カーブが立ち上がるまでの時間t1、及びサクション圧力が下がり始める時刻からピークに達する時刻までの時間t2を求め、これらt1、t2、及びVから脱水タイミング設定時間Tを式T=(t1+t2)±(a/V) (i)に基づいて算出し(a:プレス前のシート基材の厚みのバラツキ)、このTに基づいて脱水タイミングを設定する。
請求項(抜粋):
セメントスラリーを抄造して作製したシート基材を、成形プレス機において表面に成形金型を接触させてプレス圧締し、かつ裏面側から減圧吸引して脱水しながら表面に凹凸模様を形成させる際に、成形プレス機のプレス圧力を測定すると共にプレスストロークを検出し、かつ減圧吸引するサクション圧力を測定して、プレス圧力カーブ、プレスストロークカーブ、サクションカーブをそれぞれ得、得られたプレスストロークカーブにおいて、シート基材のプレス前とプレス圧締時の厚みの差にプレス圧締の下限を足すことにより成形金型とシート基材の接触位置を求めると共に、成形金型とシート基材の接触直後のプレス下降速度Vを求め、次いでプレスストロークカーブとプレス圧力カーブを対照し、成形金型とシート基材の接触時からプレス圧力カーブが立ち上がるまでの時間t1を求め、さらにサクションカーブにおいてサクション圧力が下がり始める時刻からピークに達する時刻までの時間t2を求め、得られたt1、t2、及びVから脱水タイミング設定時間Tを次式(i)に基づいて算出し、T=(t1+t2)±(a/V) (i)(ここで、aは、プレス前のシート基材の厚みのバラツキを示す。)このTに基づいてプレス成形時の脱水タイミングを設定することを特徴とする脱水タイミングの設定方法。
IPC (2件):
B28B 3/02 ,  B28C 7/00
FI (3件):
B28B 3/02 D ,  B28B 3/02 H ,  B28C 7/00
Fターム (12件):
4G054AA01 ,  4G054AB03 ,  4G054AC04 ,  4G054AC06 ,  4G054BA02 ,  4G054BA24 ,  4G054BA27 ,  4G054BA62 ,  4G054DA06 ,  4G056AA07 ,  4G056DA05 ,  4G056DA08

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