特許
J-GLOBAL ID:200903092343737553

廃棄樹脂の識別装置及びその方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-179495
公開番号(公開出願番号):特開平11-023500
出願日: 1997年07月04日
公開日(公表日): 1999年01月29日
要約:
【要約】【課題】 核磁気共鳴技術を用いることにより、簡単な構造で高精度の識別が可能な廃棄樹脂の識別装置及びその方法を提供する。【解決手段】 水素核の核磁気共鳴周波数を有し且つ幅が狭く強度が大きなパルス状電磁波を、核磁気共鳴部1の照射コイル12から電磁石10内の廃棄樹脂Wに照射することにより、核磁気共鳴を生じさせ、廃棄樹脂識別部2の検出コイル20で自由誘導減衰を検出する。そして、廃棄樹脂識別部2の分析器21において、検出コイル20からの自由誘導減衰信号に所定の窓関数をかけてフーリェ変換することにより、廃棄樹脂W個有の核磁気共鳴スペクトルを得、パターン認識器22において、この核磁気共鳴スペクトルのパターンと一致するパターンをメモリ23の中から見つけ出し、廃棄樹脂Wを特定する。
請求項(抜粋):
磁極間に廃棄樹脂を配置可能な磁石,及び上記廃棄樹脂に対して核磁気共鳴を生じさせる所定周波数の電磁波を照射するための照射器を有した核磁気共鳴部と、上記核磁気共鳴後の磁化の自由誘導減衰を検出する検出コイルを有し、この検出コイルからの自由誘導減衰信号に所定の窓関数をかけてフーリェ変換することにより、上記廃棄樹脂個有の核磁気共鳴スペクトルを得る廃棄樹脂識別部とを具備する廃棄樹脂の識別装置であって、上記照射器からの電磁波は、水素核の核磁気共鳴周波数を有し且つ幅が狭く強度が大きなパルス状の電磁波であり、上記廃棄樹脂識別部は、上記核廃棄樹脂個有の核磁気共鳴スペクトルのパターンを各種廃棄樹脂と対応させて格納したメモリを有し、上記パルス状電磁波を廃棄樹脂に照射して得た核磁気共鳴スペクトルのパターンと一致するパターンを上記メモリに格納されている各種核磁気共鳴スペクトルパターンの中から見つけ出し、その核磁気共鳴スペクトルパターンの廃棄樹脂を特定する、ことを特徴とする廃棄樹脂の識別装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)

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