特許
J-GLOBAL ID:200903092347632535

構造物の固有振動数および振動モードを高次要素を用いて有限要素法で求める方法およびシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 均
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-064136
公開番号(公開出願番号):特開2001-256216
出願日: 2000年03月08日
公開日(公表日): 2001年09月21日
要約:
【要約】【課題】 高次要素を用いた場合でも、集中質量行列を用いて比較的少ない計算量あるいはメモリ量で解を算出する有限要素解析方法およびシステムを与える。【解決手段】 有限要素法の定型的手順により構造物の解析モデルから剛性行列およぴ集中質量行列を生成する。これらの剛性行列およぴ集中質量行列で表される一般固有値問題を標準的固有値問題Ay=λy(Aは固有値問題を与える行列、λは固有値、yは固有ベクトル)に変換する。集中質量行列が負の成分を含む(即ち、集中質量行列が正定値行列でない)場合、アーノルディの反復法により、Aを射影し行列T={hij}を得るが、このときの初期ベクトルを、対応する集中質量行列の成分が正であるような成分hに対しては実数、負であるような成分hに対しては純虚数となるように設定することにより、行列Aを実ヘッセンベルグ行列Tに変換する。このヘッセンベルグ行列Tが与える標準的固有値問題の固有値をQR法により求める。固有ベクトルは、集中質量行列が正定値行列の場合と同様に求められる。
請求項(抜粋):
有限要素法の定型的手順により構造物の解析モデルから剛性行列およぴ集中質量行列を生成する問題生成ステップと、前記剛性行列およぴ前記集中質量行列で表される一般固有値問題を標準的固有値問題Ay=λy(ただし、Aは固有値問題を与える行列、λは固有値、yは固有ベクトル)に変換する標準化ステップと、前記集中質量行列が負の成分を含む場合、アーノルディ法における初期ベクトルを、前記集中質量行列の成分が正であるものに対しては実数、負であるものに対しては純虚数となるように設定して前記アーノルディ法を実行することにより、前記行列Aを実ヘッセンベルグ行列に変換するステップと、前記ヘッセンベルグ行列が与える標準的固有値問題の固有値を求めるステップとを含むことを特徴とする、有限要素法により構造物の固有振動数と振動モードとをコストを抑えて計算する方法。
IPC (2件):
G06F 17/10 ,  G06F 17/50
FI (2件):
G06F 15/31 Z ,  G06F 15/60 612 H
Fターム (7件):
5B046GA01 ,  5B046JA08 ,  5B056AA01 ,  5B056AA06 ,  5B056BB01 ,  5B056BB43 ,  5B056HH03

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