特許
J-GLOBAL ID:200903092363732027

加水分解性ポリジオルガノシロキサン表面変性剤を用いるユニバーサルなポリジオルガノシロキサン-シリカ混合物の製造方法、それによって得られる混合物及びそれから作られる室温硬化性シーラント

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-318012
公開番号(公開出願番号):特開平9-279031
出願日: 1996年11月28日
公開日(公表日): 1997年10月28日
要約:
【要約】【課題】 さらさらした粉末状の表面変性された補強性シリカポリジオルガノシロキサン組成物から、例えば非たるみ性のRTVシリコーンシーラント組成物を作るに適したポリジオルガノシロキサン-シリカ混合物を作る方法を提供する。【解決手段】 補強性シリカ充填材及び表面変性剤を、シリカ1重量部あたり0.1〜0.5重量部の表面変性剤を用いて90〜180°Cで混合加熱し、これに徐々に10分以内にポリジオルガノシロキサンを加えてさらさらした粉末状の補強性シリカ-ポリジオルガノシロキサンを得る。この濃縮物を一塊化し、更にポリジオルガノシロキサンを加えてシリカ充填材8〜20wt%の混合物を得る。この方法の開始から10〜15分以内にRTVシリコーンシーラント組成物を得ることができる。
請求項(抜粋):
次のことを含む、さらさらした、粉末状で、表面変性された、補強性シリカ-ポリジオルガノシロキサンからのポリジオルガノシロキサン-シリカのユニバーサルな(univarsal)混合物の製造方法:(i)混合し加熱する間に、表面積が90〜500m2/gで、凝集体-凝集塊粒度の中央値が600μm 未満の補強性シリカ充填材と、式R’O(R2 SiO)x R’(ここにRはメチル、エチル、ビニル、3,3,3-トリフルオロプロピル又はフェニルであり、各R’はメチル基、エチル基及びアセトキシ基からなる群から選ばれ、xは2〜12の値である)で示される表面変性剤と、を組み合わせて、シリカ充填材の1重量部あたり0.1〜0.5重量部の表面変性剤が存在する充填材混合物を作り;(ii)前記充填材混合物を90°C〜180°Cの範囲の温度で混合し、前記表面変性剤が前記シリカ充填材の全体に分散されてこの充填材混合物の凝集体-凝集塊粒度の中央値が前記シリカ充填材の凝集体-凝集塊粒度の中央値より小さくなるまで前記充填材混合物を流動した粉末状態に保ち、この混合プロセスはその期間が30分を超えず、この混合プロセスの間充填材混合物から揮発物を除き、これによって変性シリカ充填材を得;(iii)25°Cで測定した粘度が0.1〜400Pa・sであるポリジオルガノシロキサンを混合しながら徐々に、ステップ(ii)で得られた変性シリカ充填材に加え、ステップ(ii)の結果得られた変性シリカ充填材が得られた後10分未満にこの添加を終了させ、ここに、ポリジオルガノシロキサンの添加量は、前記ポリジオルガノシロキサン及び変性シリカ充填材の合計重量を基準として、25〜40wt%のシリカ充填材を与えるものであり;その後(iv)均一な、さらさらした補強性シリカ-ポリジオルガノシロキサンの粉末が得られるまで混合し、ここに、ステップ(iii)及び(iv)の合計の混合時間は、10分を超えず;その後(v)前記ステップ(iv)で得られた均一なさらさらしたシリカ-ポリジオルガノシロキサンを、ペーストのコンシステンシー混合物が得られるまで一塊にし(massing);そして(vi)より多くのポリジオルガノシロキサンを徐々に混合して、さらさらしたシリカ-ポリジオルガノシロキサン(iv)よりも高濃度のポリジオルガノシロキサンを有し、シリカ充填材含量が、この混合物の全重量を基準として、8〜20wt%である均一な混合物を作ること。
IPC (5件):
C08L 83/04 ,  C08G 77/42 ,  C08K 3/36 ,  C08K 5/54 ,  C08K 9/06
FI (5件):
C08L 83/04 ,  C08G 77/42 ,  C08K 3/36 ,  C08K 5/54 ,  C08K 9/06

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