特許
J-GLOBAL ID:200903092503939565

X線CT装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-298089
公開番号(公開出願番号):特開平8-131431
出願日: 1994年11月08日
公開日(公表日): 1996年05月28日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】散乱X線専用計測を行わずに、被検体の透過X線の検出データに相当するデータを得て、高画質の断層画像を得る。【構成】X線CT装置のデータ処理部4は、複数のX線CT装置についての同一の計測条件のもとで、同一の材質,形状のファントムを被検体とした検出データの平均値データの記憶手段11と散乱線のみの検出データの平均値の記憶手段12と、固有のX線CT装置についての同一の計測条件のもとで同一の材質,形状のファントムを被検体とした計測値の記憶手段13と散乱X線のみの検出データ値が記憶手段11〜13の記憶データから計算される計算手段14とその記憶手段15と、記憶手段13の記憶データから記憶手段15に記憶されたデータを引く計算手段16と、この手段16によって求まる固有のX線CT装置の被検体の透過X線のみの検出データによって断層画像を構成する手段17を備える。
請求項(抜粋):
X線源と、前記X線源に被検体をはさんで対向して配置されたX線検出器と、前記X線源と前記X線検出器を前記被検体の周りを相対して移動したときの前記X線検出器の検出データを計測して、これら計測された検出データをもとに前記被検体の断層画像を構成するデータ処理部を備えるX線CT装置において、前記データ処理部は、複数のX線CT装置について各々同一の計測条件のもとで同一の材質,形状のファントムを被検体とした被検体の透過X線と被検体や前記X線源のX線通路にあるX線CT装置の構成要素による散乱X線とを含む検出データを統計的に計算したデータを記憶する第一の記憶手段と、前記複数のX線CT装置について前記同一の計測条件のもとで前記同一の材質,形状のファントムを被検体とした前記散乱X線のみの検出データを前記第一の記憶手段と同様な計算で統計的に計算したデータを記憶する第二の記憶手段と、固有のX線CT装置について前記被検体の透過X線と前記散乱X線とを含む検出データを記憶する第三の記憶手段と、前記固有のX線CT装置についての前記散乱X線のみの検出データが、第一乃至第三の記憶手段に記憶されるデータから計算される第一の計算手段と、前記固有のX線CT装置について前記被検体のみの検出データを、前記第三の記憶手段に記憶されるデータと前記第一の計算手段で計算したデータとから計算する第二の計算手段を備えることを特徴とするX線CT装置。

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