特許
J-GLOBAL ID:200903092513744207

車両シート用関節装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-285461
公開番号(公開出願番号):特開平9-183327
出願日: 1996年10月28日
公開日(公表日): 1997年07月15日
要約:
【要約】【課題】 車両シートの背もたれ用関節装置で、カムがその非ロック角度位置に置かれたときに、歯付きホロワーの離脱を確実に制御するための非常に単純で頑丈な手段を提供すること。【解決手段】 この関節装置の座部チーク1と内歯部3を備える背もたれチーク2とが閉じた箱を作り、この箱の中に、外歯部6を持ち、回転カム8の制御の下で半径方向に移動できるホロワー5が入っている。各ホロワーには、背もたれチークの軌道Pと作用してこのホロワーを非ロック位置に保持することができる第1ペグ12、およびこのカムに結合されていた14の開口部15と作用してこのホロワーのロック解除を確実に制御できる第2ペグ13がある。各部品は、扁平で、箱の中に積重ねて置くだけの簡単で頑丈な構造が実現できる。
請求項(抜粋):
シートの背もたれの傾斜角をその座部に関して水平軸Xの周りに調節できる車両シート用関節装置であって:それぞれ、このシートの座部におよびこのシートの背もたれに固定することを意図し、互いに関してこの軸Xの周りに旋回できるように取付けられて、閉じた箱を形成する第1チーク(1)および第2チーク(2)で、この第2チークがこの軸X上に中心を置く少なくとも一つの円弧上に拡がり且つ半径方向に内方に向いた歯部(3)に固定されているチーク、この箱の内側にあって、この第2チークの歯部と相互作用できる外歯部(6)を備える少なくとも一つのホロワー(5)で、このホロワーが半径方向に滑動するとき、この第1チークに固定された案内(7)によって、このホロワーが第2チークの歯部と相互作用し、それによってこの関節装置を封鎖するロック位置と、それが第2チークの歯部から離脱する非ロック位置との間を案内されるホロワー、この箱の内側にあって、このホロワーの半径方向の滑動を制御するために軸X周りに回転できるように取付けられたカム(8)で、このカムが弾性手段(9)によってこのホロワーをそのロック位置へ押戻す休止角度位置の方へ押付けられているカム、およびこのシートに座っている人が、このカムをその休止位置からこのホロワーをその離脱位置へ滑動できるようにする作動位置へ移行するために、アクセスできる制御部材(11)、を含み、この関節装置が更に、一方では、各ホロワーから軸方向に突出するペグ(12)を、他方では、この背もたれのチークに結合され、この背もたれの角度位置の所定の範囲に亘ってホロワー(5)を離脱位置に確実に保持するようにペグ(12)と相互作用できる段付き円形傾斜部(P)を含む関節装置に於いて、それが、一方では、各ホロワーから軸方向に突出する第2ペグ(13)を、他方では、カム(8)に固定されていて、各々上記第2ペグの一つと相互作用してその軸Xの方への移行を確実に制御し、それをこの関節装置のロック解除に対応するカムの位置に対して離脱位置に保持することができる開口部(15)が明いている薄板(14)を含み、上記板が、各ホロワーの二つのペグ(12および13)の間に、ホロワーの半径方向の往復運動を可能にするに十分狭い部分(16a)を備えた、曲った架橋片(16)を含むことを特徴とする関節装置。

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