特許
J-GLOBAL ID:200903092516668099

アンチロック制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神戸 典和 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-158995
公開番号(公開出願番号):特開平8-020326
出願日: 1994年07月11日
公開日(公表日): 1996年01月23日
要約:
【要約】【目的】 アンチロック制御中に電源電圧の異常が発生したとき、できる限り早期にアンチロック制御を終了させ、かつ、その終了に伴う操縦安定性の急変に対する運転者の対処操作の困難性を回避する。【構成】 電源電圧異常発生時にアンチロック制御中でなければ警告ランプの点灯により異常発生を報知し、アンチロック制御禁止フラグのセットによりアンチロック制御の開始を禁止する(S201,202,205)。アンチロック制御中であれば、異常時アンチロック制御終了速度まで低下したときアンチロック制御を終了させる(S201〜S204)。異常時アンチロック制御終了速度は正常時の終了速度より高く設定されているため、不適切なアンチロック制御が早期に終了させられ、かつ、異常時アンチロック制御終了速度以上においてはアンチロック制御が終了させられないため、運転者の対処操作が容易である。
請求項(抜粋):
ホイールシリンダの液圧を少なくとも増大および減少させ得る液圧制御装置と、車輪のスリップに関連するスリップ関連量を取得するスリップ関連量取得手段と、そのスリップ関連量取得手段が取得したスリップ関連量に基づいて前記液圧制御装置を制御して車輪のスリップ率をほぼ適正値に制御するアンチロック制御手段と、電源の電圧の異常を検出する電源電圧異常検出手段と、その電源電圧異常検出手段により検出された電源電圧の異常に対処する電源電圧異常時対処手段とを含むアンチロック制御装置において、前記電源電圧異常時対処手段に、アンチロック制御中に前記電源電圧異常検出手段により電源の電圧異常が検出された場合に、車両の運動エネルギが設定値以下であれば直ちに、設定値より大きければ設定値まで低下したときに、前記アンチロック制御手段にアンチロック制御を終了させるアンチロック制御終了手段を設けたことを特徴とするアンチロック制御装置。

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