特許
J-GLOBAL ID:200903092517967006

フィルタードリファレンス信号生成方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 斉藤 千幹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-212624
公開番号(公開出願番号):特開平7-064572
出願日: 1993年08月27日
公開日(公表日): 1995年03月10日
要約:
【要約】【目的】 フィルタードリファレンス信号を生成するために実行する演算回数を減少する。【構成】 参照信号xnにキャンセル音伝搬系の伝搬特性を畳み込んでフィルタードリファレンス信号rnを生成し、騒音キャンセル点におけるエラー信号enとフィルタードリファレンス信号rnを用いてフィルタードX LMSアルゴリズムに基づいた適応信号処理を行い、騒音キャンセル点における騒音をキャンセルするように適応フィルタ74bの係数を決定する騒音キャンセルコントローラ74において、フィルタードリファレンス信号生成用フィルタ74aを遅延特性付与部(27,28)とゲイン可変部(29,30)で構成する。遅延特性付与部は参照信号xnに該参照信号の周波数fに応じた遅延特性を付与し、ゲイン可変部は参照信号周波数に応じてゲインGを決定し、遅延特性付与部の出力に該ゲインを作用させてフィルタードリファレンス信号rnを出力する。
請求項(抜粋):
騒音キャンセル点における騒音をキャンセルするキャンセル音を出力するスピーカ、騒音キャンセル点における騒音とキャンセル音の合成音であるエラー信号を検出するマイク、騒音源から発生する騒音に応じた参照信号を発生する参照信号発生部、該参照信号に各スピーカからマイクまでのキャンセル音伝搬系の伝搬特性を畳み込んでフィルタードリファレンス信号を生成するフィルタと、参照信号にフィルタリング処理を施して騒音キャンセル信号を発生してスピーカに入力する適応フィルタと、騒音キャンセル点におけるエラー信号とフィルタードリファレンス信号を用いてフィルタードX LMSアルゴリズムに基づいた適応信号処理を行い、前記騒音キャンセル点における騒音をキャンセルするように適応フィルタの係数を決定する適応信号処理部とを有する騒音キャンセルコントローラ、を備えた騒音キャンセルシステムにおけるフィルタードリファレンス信号生成方式において、前記フィルタードリファレンス信号生成用のフィルタは、参照信号周波数に応じて遅延時間が変化する遅延特性を参照信号に付与する遅延特性付与部と、参照信号周波数に応じてゲインを可変するゲイン可変部を備え、遅延特性付与部は参照信号に該参照信号周波数に応じた遅延特性を付与し、ゲイン可変部は遅延特性付与部の出力に参照信号周波数に応じたゲインを作用させてフィルタードリファレンス信号を出力することを特徴とするフィルタードリファレンス信号生成方式。
IPC (4件):
G10K 11/178 ,  H03H 17/02 ,  H03H 17/04 ,  H03H 21/00

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