特許
J-GLOBAL ID:200903092534176446
プリン誘導体および糖尿病の予防・治療剤としてのアデノシンA2受容体拮抗剤
発明者:
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出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-363938
公開番号(公開出願番号):特開平11-263789
出願日: 1998年12月22日
公開日(公表日): 1999年09月28日
要約:
【要約】【課題】アデノシンA2受容体拮抗作用に基づいた新しいタイプの糖尿病および糖尿病性合併症の予防・治療剤を提供する。【解決手段】一般式(I)で表されるプリン誘導体またはその薬理学的に許容される塩またはそれらの水和物は、アデノシンA2受容体拮抗作用を有し、糖尿病および糖尿病性合併症予防・治療に有効である。さらにこれらとは構造の異なるアデノシンA2受容体拮抗剤、例えばKW6002も糖尿病および糖尿病性合併症予防・治療に有効である。【化1】アルキル基、低級アルコキシ基等を、R5およびR6は同一または相異なって水素原子、低級アルキル基、シクロアルキル基等を意味する。)等を、R2は低級アルキル基等で置換されていてもよいアミノ基等を、R3はシクロアルキル基、置換基を有していてもよいアリール基等を、R4は低級アルキル基等を意味する。)で表される新規なプリン誘導体またはその薬理学的に許容される塩あるいはそれらの水和物。【化2】
請求項(抜粋):
一般式(I)【化1】[式中、R1は、1)式【化2】(式中、Xは水素原子、水酸基、置換基を有していてもよい低級アルキル基、置換基を有していてもよい低級アルコキシ基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいヘテロアリール基、置換基を有していてもよいアシル基、置換基を有していてもよいアシルオキシ基、または置換基を有していてもよいアミノ基を意味する。R5およびR6は同一または相異なって水素原子、置換基を有していてもよい低級アルキル基、置換基を有していてもよい飽和または不飽和のC3〜C8シクロアルキル基、置換基を有していてもよいC3〜C8シクロアルキル-C2〜C6アルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいヘテロアリール基、保護基を有していてもよいカルボキシル基、または置換基を有していてもよい少なくとも1つのヘテロ原子を有する4〜6員環を意味する。または、R5およびR6は一緒になって酸素原子または硫黄原子を意味するか、あるいは結合している炭素原子と一緒になって形成されるヘテロ原子を有していてもよい環を意味する。この環は置換基を有していてもよい。)、または2)置換基およびヘテロ原子を有していてもよい5または6員式芳香環を意味する。Wは、式【化3】を意味する。R2は、水素原子、置換基を有していてもよい低級アルキル基、水酸基、または、式-NR7R8(式中、R7およびR8は同一または相異なって水素原子、水酸基、置換基を有していてもよい低級アルキル基、置換基を有していてもよいアシル基、置換基を有していてもよいC3〜C8シクロアルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、または置換基を有していてもよいヘテロアリール基を意味する。または、R7およびR8は結合している窒素原子と一緒になって形成される飽和な環を意味する。この環はさらにヘテロ原子を有していてもよく、置換基を有していてもよい。)を意味する。R3は、水素原子、置換基を有していてもよいC3〜C8のシクロアルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいヘテロアリール基、または置換基を有していてもよいC2〜C6のアルケニル基を意味する。R4は、水素原子、置換基を有していてもよい低級アルキル基、置換基を有していてもよいC3〜C8のシクロアルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいヘテロアリール基、置換基を有していてもよいC2〜C6のアルケニル基、置換基を有していてもよいC2〜C6のアルキニル基、または置換基を有していてもよい環状エーテルを意味する。但し、Wが-CH2CH2-で、Xが水素原子またはアルキル基の場合、またはWが【化4】で、R3が水素原子で、R4が置換基を有していてもよい環状エーテルの場合は除く。]で表されるプリン誘導体または薬理学的に許容される塩あるいはそれらの水和物。
IPC (13件):
C07D473/34 321
, A61K 31/00 603
, A61K 31/00
, A61K 31/00 643
, A61K 31/52
, A61K 31/52 601
, A61K 31/53
, A61K 31/535 606
, A61K 45/00
, C07D471/04 107
, C07D473/06
, C07D487/04 145
, C07D487/14
FI (13件):
C07D473/34 321
, A61K 31/00 603 N
, A61K 31/00 603 K
, A61K 31/00 643 D
, A61K 31/52
, A61K 31/52 601
, A61K 31/53
, A61K 31/535 606
, A61K 45/00
, C07D471/04 107 K
, C07D473/06
, C07D487/04 145
, C07D487/14
引用特許:
審査官引用 (1件)
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プリン-6-オン誘導体
公報種別:公開公報
出願番号:特願平8-308604
出願人:バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト
引用文献:
審査官引用 (6件)
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Chem.Pharm.Bull., 1988, Vol.36, No.6, p.1935-1941
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Biochemistry, 1975, Vol.14, No.15, p.3315-3321
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Antiviral Research, 1992, Vol.19, p.173-178
-
J.Org.Chem., 1997, Vol.62, No.20, p.6833-6841
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J.Chem.Soc.Perkin Trans.1, 1992, No.16, p.2119-2126
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Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters, 19980407, Vol.8, No.7, p.793-798
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