特許
J-GLOBAL ID:200903092584618083

可変容量形ピストンポンプ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-088341
公開番号(公開出願番号):特開平9-280161
出願日: 1996年04月10日
公開日(公表日): 1997年10月28日
要約:
【要約】【課題】ショベル等の建設機械の動力源を構成する可変容量形ピストンポンプをコンパクト化するとともに効率改善と圧液の汚染防止等を図る。【解決手段】可変容量形ピストンポンプに、ポンプ軸(1)と一体に回転するシリンダブロック(2)と、シリンダブロック内に形成されてピストン(41,42) を往復摺動可能に収容するシリンダ列(4a,4b)と、ピストンの往復動の行程を調整する斜板 (50) とを備える。シリンダ室(24a,24b,25)と連通されるポート群(21,22,23)をシリンダブロックのポート側端面(2a)の互いに直径の異なる3以上の同心円周位置に形成する。また、ポート側端面に接合されたバルブプレート(3)の吸入側範囲にポート群の略半数と同時に連通可能な吸入側貫通孔(31)を形成し、一方、吐出側に同心円周位置に形成されたポート群の各略半数と同時に連通可能な3以上の吐出側貫通孔(32,33,34)を形成する。そして、シリンダブロックの回転に伴うピストンの往復動によって各吐出側貫通孔から各々独立に圧液を吐出する。
請求項(抜粋):
ポンプ軸(1)と、このポンプ軸(1)と一体に回転するシリンダブロック(2)と、このシリンダブロック(2)内にそれぞれピストン(41,41, ...,42,42, ...) を上記ポンプ軸(1)の長手方向に往復摺動可能に収容した複数のシリンダ室(24a,24a, ...,24b,24b, ...,25,25, ...) が上記ポンプ軸(1)を中心とする互いに異なる直径の2以上の各同心円周位置に配設された2以上のシリンダ列(4a,4b)と、上記各シリンダ列(4a,4b)に収容されたピストン(41,41, ...,42,42, ...) の往復動の行程を調整する1又は2以上の斜板(50)と、上記シリンダブロック(2)のポート側端面(2a)に対して相対摺動可能に接合されたバルブプレート(3)とを備えており、上記ポート側端面(2a)には、上記2以上のシリンダ列(4a,4b)の内、1のシリンダ列(4a)を構成する複数の各シリンダ室(24a又は24b)とそれぞれ連通されるよう内外周方向に配列された2列のポート群(21,22) と、他の1以上のシリンダ列(4b)を構成する複数の各シリンダ室(25)と連通されるよう周方向に配設された他の1列以上のポート群(23)とが互いに異なる直径の同心円周位置に形成されており、上記バルブプレート(3)は、上記ポンプ軸(1)を中心とする円周方向の略半分を占める吸入側範囲に配設されて上記3列以上のポート群(21,22,23)の各略半数に対し同時に連通可能に形成された幅広の吸入側貫通孔(31)と、上記円周方向の他の略半分を占める吐出側範囲に配設されて上記3列以上のポート群(21,22,23)の各略半数と個別に連通するよう上記ポンプ軸(1)を中心とする互いに異なる直径の同心円周位置に形成された3以上の円弧状の吐出側貫通孔(32,33,34)とを備えており、上記3以上の吐出側貫通孔(32,33,34)は、上記シリンダブロック(2)の回転に伴う上記各ピストン(41,42) の往復動によりそれぞれ独立に圧液を吐出するように構成されていることを特徴とする可変容量形ピストンポンプ。
IPC (3件):
F04B 1/22 ,  F04B 53/10 ,  F04B 49/00 341
FI (3件):
F04B 1/22 ,  F04B 49/00 341 ,  F04B 21/02 K

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