特許
J-GLOBAL ID:200903092614244060

能動型消音装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高橋 明夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-204884
公開番号(公開出願番号):特開平6-051787
出願日: 1992年07月31日
公開日(公表日): 1994年02月25日
要約:
【要約】【目的】 最急降下法の制御アルゴリズムを用いた能動型消音装置における、音響伝達関数と基準信号との畳み込み積分の実行時間を低減し、消音制御の実時間処理を可能にする。【構成】 マイクロプロセッサ204には、騒音源から発生する騒音と相関のある基準信号とマイク201で検出した騒音検出値が入力される。マイクロプロセッサ204は、残留騒音の評価関数が最小となるようにディジタルフィルタ211を用いて基準信号の振幅と位相の制御を行い、この制御信号によりスピーカ208から騒音低減用付加音が出力される。ディジタルフィルタ係数の算出,更新に用いるディジタルデータとして、スピーカ208・マイク201間の音響伝達関数でフィルタリングされた基準信号の要素となる振幅及び位相に関するデータを、当初より記憶部212に基準信号周波数との関係で用意してある。
請求項(抜粋):
所定音響空間で騒音源から発生する騒音と相関のある基準信号を作成する基準信号作成手段と、前記騒音を検知する騒音検知手段と、前記基準信号の振幅と位相を制御して前記騒音と音響的に干渉させるべく騒音低減用付加音の制御信号を形成する制御手段と、前記騒音低減用付加音を発生する騒音低減用付加音発生手段とを備えた能動型消音装置において、前記制御手段は、前記騒音検知手段で検知された残留騒音の評価関数が最小となるようにディジタルフィルタを用いて前記基準信号の振幅と位相の制御を行う最急降下法の制御アルゴリズムを有し、且つ前記ディジタルフィルタ係数の算出,更新に用いるディジタルデータとして、前記騒音低減用付加音発生手段・騒音検知手段間の音響伝達関数でフィルタリングされた基準信号の要素となるべき振幅及び位相に関するデータを、基準信号周波数と関係させて記憶手段に当初より予め用意しておき、この記憶手段から実際の基準信号の周波数に対応するディジタルデータを該制御手段に取り込めるよう設定してあることを特徴とする能動型消音装置。
IPC (4件):
G10K 11/16 ,  G06F 15/31 ,  H03H 17/04 ,  H03H 21/00

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