特許
J-GLOBAL ID:200903092617132289

変速比無限大無段変速機のトルク伝達力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-068930
公開番号(公開出願番号):特開平10-252878
出願日: 1997年03月07日
公開日(公表日): 1998年09月22日
要約:
【要約】【課題】 油圧シリンダの差圧|PINC -PDEC |が過大になることを防止するバルブを設けることにより、無段変速機が正または負方向の過大トルクを伝達することや無段変速機の変速比が最Hiまたは最Lo状態となることを防止し、以って、変速比無限大無段変速機の動力伝達経路の部品の耐久性を向上させたり、運転性を向上させることができる変速比無限大無段変速機のトルク伝達力制御装置を提供する。【解決手段】 差圧PINC -PDEC または油圧PDEC -PINC が設定値よりも大きくなった時に油圧PINC または油圧PDEC を低下させることにより、差圧|PINC -PDEC |を設定値以下にするコントロールバルブを設けて変速比無限大無段変速機のトルク伝達力制御装置を構成した。
請求項(抜粋):
【請求項l】 ユニット入力軸に夫々連結された無段変速機及び一定変速機と、上記無段変速機の出力軸に連結されたサンギヤと上記一定変速機の出力軸に連結されたキャリア及び上記ユニット出力軸に連結されたリングギヤとから構成されてなる遊星歯車機構と、上記ユニット入力軸からキャリアヘの伝達経路に介装された動力循環モードクラッチと、上記無段変速機の出力軸からユニット出力軸の伝達経路に介装された直結モードクラッチと、を備え、上記無段変速機は、トロイド状の溝を備えた入力ディスクと出力ディスクの内周に挟持されていると共にこれら両ディスクとの接触状態を可変に設定可能なパワーローラと、上記パワーローラに作用するトルク伝達力を第l油室の油圧と第2油室の油圧の差圧に応じて受けるピストンが収装されてなる油圧シリンダと、上記ピストンに画成された2つの油室を備えた補正信号圧シリンダと、上記パワーローラの変位を補正信号圧シリンダのピストンに伝達する変位伝達手段と、2つのコントロールバルブと、を備えて構成されてなり、この一方のコントロールバルブは、軸方向へ変位可能なスプールが収装されていると共に、該スプールを軸方向へ付勢するようにスプールの端面に信号圧PSOL を導く信号圧ポートを設け、上記スプールの所定方向の変位に応じて、上記第l油室と元圧油路を連通し、かつ、第2油室とドレンタンクとを連通する一方、上記所定方向と逆方向へのスプールの変位に応じて、上記第2油室と元圧油路を連通し、かつ、第l油室とドレンタンクを連通するとともに、絞りを介して信号圧ポートと連通し、上記スプールを軸方向へ付勢するようにスプールの端面に補正信号圧を導く補正信号圧ポートを設け、上記信号圧が増大または減少したときのパワーローラの変位に対して、上記補正信号圧シリンダのピストンの変位に応じて体積増大及び体積減少する上記2つの油室の一方の油室と補正信号圧ポートとを連通するように構成し、他方のコントロールバルブは、差圧PINC -PDEC またはPDEC -PINC が設定値よりも大きくなった時に一方の油室の油圧PINC または他方の油室の油圧PDEC を低下させることにより、差圧|PINC -PDEC |を設定値以下にするように制御されることを特徴とする変速比無限大無段変速機のトルク伝達力制御装置。
IPC (3件):
F16H 61/00 ,  F16H 15/38 ,  F16H 37/02
FI (3件):
F16H 61/00 ,  F16H 15/38 ,  F16H 37/02 A

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