特許
J-GLOBAL ID:200903092617274580
燃料蒸発ガス拡散防止装置における自己診断装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
碓氷 裕彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-241200
公開番号(公開出願番号):特開平7-091332
出願日: 1993年09月28日
公開日(公表日): 1995年04月04日
要約:
【要約】【目的】燃料蒸発ガス拡散防止装置における自己診断装置に関して、より正確な自己診断が行われるようにすると共に、多数の車種及びグレード毎に異なる燃料ゲージに対応可能な、燃料残量の検出手段を備えることを目的とする。【構成】燃料タンク7内の燃料残量に応じて電圧を出力する燃料ゲージ12の、最大出力値(空状態)もしくは最小出力値(満タン状態)をバックアップRAM に学習する。この学習値と燃料ゲージ12の出力値との比率から、相対的な燃料残量を算出する。一方、燃料タンク7に設けられた圧力センサ11によって燃料蒸発ガスの圧力値を検出し、その圧力値の変化量によって蒸発ガス放出経路の破断などの異常を判定する。このとき、燃料残量の違いによる圧力変化量の変化を補償するべく、判定基準値を上記の相対的な燃料残量に基づき補正する。
請求項(抜粋):
燃料タンクからの燃料蒸発ガスを吸着するキャニスタと、該キャニスタと内燃機関の吸気管とを連通する経路に設けられた弁機構と、該弁機構により燃料蒸発ガスの放出量を調節する制御手段とを備えた燃料蒸発ガス拡散防止装置において、前記燃料タンク内に設けられ該タンク内圧力を検出するタンク内圧力検出手段と、前記タンク内圧力検出手段から燃料タンク内の燃料蒸発ガス圧力を入力し、前記燃料蒸発ガス拡散防止装置の異常を検出する異常検出手段と、前記燃料タンク内の燃料残量を検出する燃料残量検出手段と、前記燃料残量検出手段が出力する値の、最大値と最小値の少なくともどちらか一方を記憶し、イグニションスイッチのON、OFF にかかわらず記憶保持する学習手段と、前記燃料残量検出手段の出力値と、前記学習手段の学習値から、相対的な燃料残量を算出する燃料残量算出手段と、前記燃料残量算出手段により算出された相対的な燃料残量に基づき前記異常検出手段における異常検出処理を補正し、燃料残量の変化によるタンク内圧力の変動を補償する補正手段とを備えることを特徴とする燃料蒸発ガス拡散防止装置における自己診断装置。
前のページに戻る