特許
J-GLOBAL ID:200903092695465685

粗大粒防止特性に優れた肌焼鋼とその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田中 久喬
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-287590
公開番号(公開出願番号):特開平11-106866
出願日: 1997年10月06日
公開日(公表日): 1999年04月20日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、浸炭焼入れ工程において粗大粒の発生を安定的に抑制することができ、浸炭焼入れ後の歪みや曲がりの発生を防止することができる肌焼鋼とその製造方法を提供する。【解決手段】 Al:0.02〜0.05%、N:0.005〜0.014%他、特定成分を特定範囲含有し、AlNの析出量を0.005%以下に制限し、ベイナイトの組織分率を30%以下に制限し、熱間圧延方向に平行な断面の組織のフェライトバンドの評点が1〜3であることを特徴とする鋼。鋼の製造方法は、上記成分の鋼を加熱温度を1150°C以上、熱間圧延の仕上げ温度を920〜1000°C、熱間圧延に引き続いて800〜500°Cの温度範囲を1°C/秒以下の冷却速度で徐冷することを特徴とする。
請求項(抜粋):
C :0.1〜0.35%、Si:0.02〜0.5%、Mn:0.3〜1.8%、S :0.005〜0.15%、Al:0.02〜0.05%、N :0.005〜0.014%を含有し、更に、Cr:0.4〜1.8%、Mo:0.02〜1.0%、Ni:0.1〜3.5%、V :0.03〜0.5%の1種または2種以上を含有し、P :0.025%以下、Ti:0.01%以下、O :0.0025%以下に各々制限し、残部が鉄および不可避的不純物からなり、AlNの析出量を0.005%以下に制限し、ベイナイトの組織分率を30%以下に制限し、熱間圧延方向に平行な断面の組織のフェライトバンドの評点が1〜3であることを特徴とする粗大粒防止特性に優れた肌焼鋼。
IPC (3件):
C22C 38/00 301 ,  C21D 8/06 ,  C22C 38/58
FI (3件):
C22C 38/00 301 N ,  C21D 8/06 A ,  C22C 38/58
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特開平3-100142
  • 特開昭63-157816
  • 特開昭61-006212
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