特許
J-GLOBAL ID:200903092711647926

硬質被覆層がすぐれた耐熱性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-369487
公開番号(公開出願番号):特開2003-170303
出願日: 2001年12月04日
公開日(公表日): 2003年06月17日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 硬質被覆層がすぐれた耐熱性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具を提供する。【解決手段】 WC基超硬合金基体または炭窒化チタン系サーメット基体の表面に、(a)0.5〜5μmの平均層厚を有し、組成式:(Ti1-(X+Y)AlXSiY)Nで表わした場合、厚さ方向中央部のオージェ分光分析装置測定で、原子比で、X:0.20〜0.50、Y:0.15〜0.30を満足する組成を有し、透過型電子顕微鏡による観察で、超微細結晶Ti-Al-Si複合窒化物粒子をスケルトン構造(骨格構造)をもった非晶質窒化珪素が取り囲む組織を示す下部層、(b)0.5〜5μmの平均層厚を有し、(Al1-ZSiZ)Nで表わした場合、オージェ分光分析装置測定で、原子比で、Z:0.15〜0.30を満足する組成を有し、超微細結晶Al-Si複合窒化物粒子をスケルトン構造をもつ非晶質窒化珪素が取り囲む組織を示す上部層で構成された硬質被覆層を物理蒸着してなる。
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金基体または炭窒化チタン系サーメット基体の表面に、(a)0.5〜5μmの平均層厚を有し、組成式:(Ti1-(X+Y)AlXSiY)Nで表わした場合、厚さ方向中央部のオージェ分光分析装置による測定で、原子比で、X:0.20〜0.50、Y:0.15〜0.30を満足する組成を有し、かつ透過型電子顕微鏡による観察で、超微細結晶Ti-Al-Si複合窒化物粒子をスケルトン構造(骨格構造)をもった非晶質窒化珪素が取り囲む組織を示すTi-Al-Si複合窒化物からなる下部層、(b)0.5〜5μmの平均層厚を有し、組成式:(Al1-ZSiZ)Nで表わした場合、同じく厚さ方向中央部のオージェ分光分析装置による測定で、原子比で、Z:0.15〜0.30を満足する組成を有し、かつ同じく透過型電子顕微鏡による観察で、超微細結晶Al-Si複合窒化物粒子をスケルトン構造(骨格構造)をもった非晶質窒化珪素が取り囲む組織を示すAl-Si複合窒化物からなる上部層、上記(a)および(b)の下部層および上部層で構成された硬質被覆層を物理蒸着してなる、硬質被覆層がすぐれた耐熱性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具。
IPC (5件):
B23B 27/14 ,  B23B 51/00 ,  B23C 5/16 ,  C23C 14/06 ,  C23C 14/16
FI (6件):
B23B 27/14 A ,  B23B 51/00 J ,  B23C 5/16 ,  C23C 14/06 A ,  C23C 14/06 P ,  C23C 14/16 B
Fターム (20件):
3C037CC02 ,  3C037CC04 ,  3C037CC09 ,  3C037CC11 ,  3C046FF03 ,  3C046FF05 ,  3C046FF10 ,  3C046FF13 ,  3C046FF16 ,  3C046FF19 ,  3C046FF25 ,  4K029AA02 ,  4K029AA04 ,  4K029BA58 ,  4K029BB02 ,  4K029BC10 ,  4K029BD05 ,  4K029CA04 ,  4K029DD06 ,  4K029EA01
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (1件)

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