特許
J-GLOBAL ID:200903092723583982

電動式膨脹弁の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-193577
公開番号(公開出願番号):特開平10-038398
出願日: 1996年07月23日
公開日(公表日): 1998年02月13日
要約:
【要約】【課題】 冷凍サイクルの制御に使用される必要最小限の温度センサの温度情報に基づいて、冷媒の過熱度をより正確に検出して、電動式膨張弁を制御する電動式膨脹弁の制御装置を提供する。【解決手段】 蒸発器の出口側の冷媒温度を第1の温度検出手段で、入口側の冷媒温度を第2の温度検出手段でそれぞれ検出し、これらの温度差を仮の過熱度とし、この仮の過熱度と飽和温度の変位との関係を、冷媒の温度をパラメータとして表現した冷媒温度特性表を冷媒温度特性記憶手段に記憶させ、その時の第1及び第2の温度検出手段の各検出値に対応する飽和温度の変位を温度変位検索手段によって求め、この飽和温度の変位を補正値として、蒸発温度算出手段が蒸発器の出口側の冷媒の実蒸発温度を求め、さらに、冷媒過熱度算出手段が第1の温度検出手段の検出値から実蒸発温度を減算して冷媒過熱度として出力し、この冷媒過熱度に基づいて電動式膨張弁の開度を制御する。
請求項(抜粋):
蒸発器の上流部に電動式膨張弁を備えた冷凍サイクルの冷媒の過熱度を制御するに当たり、前記蒸発器の出口側の冷媒温度を検出する第1の温度検出手段及び入口側の冷媒温度を検出する第2の温度検出手段の各検出値に基づいて、前記電動式膨張弁の開度を制御する電動式膨張弁の制御装置において、前記蒸発器の出口側の温度と入口側の温度との差を仮の過熱度とし、前記冷凍サイクルに使用される冷媒の圧力変位とこの圧力変位に対応する飽和温度の変位との関係を、予め定めた前記仮の過熱度と前記飽和温度の変位との関係に置換えると共に、前記冷媒の温度をパラメータとして表現した冷媒温度特性表を記憶する冷媒温度特性記憶手段と、前記第1の温度検出手段及び前記第2の温度検出手段の各検出値の差から前記仮の過熱度を算出する仮過熱度算出手段と、前記第2の温度検出手段の検出値を冷媒温度として前記冷媒温度特性記憶手段を検索することにより、前記仮過熱度算出手段によって算出された前記仮の過熱度に対応する前記飽和温度の変位を求める温度変位検索手段と、前記温度変位検索手段によって求められた前記飽和温度の変位を補正値として、前記第2の温度検出手段の検出値から前記補正値を減算して前記蒸発器の出口側の冷媒の実蒸発温度とする蒸発温度算出手段と、前記第1の温度検出手段の検出値から前記実蒸発温度を減算して冷媒過熱度として出力する冷媒過熱度算出手段と、前記冷媒過熱度に基づいて前記電動式膨張弁の開度を制御する膨張弁制御手段と、を備えたことを特徴とする電動式膨脹弁の制御装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平1-269864
  • 特開平1-269864

前のページに戻る