特許
J-GLOBAL ID:200903092742718015

多室型空気調和機の冷房制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-137360
公開番号(公開出願番号):特開平6-347115
出願日: 1993年06月08日
公開日(公表日): 1994年12月20日
要約:
【要約】【目的】 圧縮機の周波数を制御することにより能力制御を行なう多室型空気調和機において、冷房時における起動初期から通常制御時において、圧縮機の周波数を、圧縮機吸入圧力の変化の大きさと、圧縮機吸入圧力と目標値との偏差の大きさから経験則に基づいたルールによりファジィ推論を行い、また吸入過熱度の値から補正制御することにより、冷房時のサイクルの速応性と効率性を高める。【構成】 圧力センサー6からの圧力値を入力とし通常制御時の周波数を演算する第1の周波数演算手段10と、起動制御時の周波数を演算する第2の周波数演算手段11と、圧力値の状態から通常制御と起動制御を切替えるファジィ切替え手段13と温度センサー17から得た吸入過熱度により周波数の補正値を演算する周波数補正値演算手段18とを備え、補正された周波数により能力可変圧縮機2の制御を行う制御量演算手段15で構成する。
請求項(抜粋):
能力可変圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外側電動膨張弁を設置した室外機と、室内側電動膨張弁、室内側熱交換器とを設置し前記室外機に並列に複数台接続した室内機と、前記室外機に設けられ前記室外機を運転制御する室外機制御手段と、前記能力可変圧縮機入口配管に設けられた圧力センサーと、前記能力可変圧縮機入口配管に設けられた温度センサーと、前記温度センサーから検出された前記能力可変圧縮機の吸入過熱度より周波数の補正値を演算する周波数補正値演算手段と、前記室外機制御手段によって制御され得られた前記能力可変圧縮機の周波数の値と前記周波数補正値演算手段から得られた周波数の補正値から前記能力可変圧縮機の周波数を制御する周波数制御手段とからなり、前記室外機制御手段は通常運転制御時の周波数を吸入圧力と現在の目標吸入圧力の偏差から演算する第1の周波数演算手段と前記能力可変圧縮機の起動運転制御時の周波数を現在の吸入圧力と前回の吸入圧力の変化量から演算する第2の周波数演算手段と、両制御手段の切替えの判断を行うために経験則に基づく判断ルールを記憶するメモリ装置と、前記圧力センサーが検知した冷媒吸入圧力より吸入圧力の変化量と制御目標圧力との偏差を演算する制御量演算手段と、前記制御量演算手段の出力と前記メモリ装置から取り出された判断ルールよりファジィ論理演算を用いて前記通常運転制御と前記起動運転制御の制御比率を演算するファジィ切替え手段とを備えた多室型空気調和機の冷房制御装置。
IPC (3件):
F25B 13/00 ,  F25B 13/00 104 ,  F24F 11/02 102

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