特許

J-GLOBAL ID：200903092752488425

回転電機のスロット用磁性楔

発明者： 望月 資康 ,  日々野 定良 ,  佐藤 忠幸 ,  沢 孝雄 ,  坂田 保夫 ,  木村 忠朋 ,  小澤 繁雄
出願人/特許権者： 株式会社東芝
代理人 (1件)： 則近 憲佑
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-066817
公開番号（公開出願番号）：特開平5-276706
出願日： 1992年03月25日
公開日（公表日）： 1993年10月22日
要約：

【要約】【構成】 従来の磁性楔の特徴である基本波磁束の流れの改善と共に、高調波磁束により発生する損失を低減し、回転電機の特性改善を図るスロット用磁性楔を提供する。【効果】 本発明では、基本波磁束のスロット歯部間の通過(漏れ)をできるだけ抑える為に、鉄粉の含有割合を調整して比透磁率を5〜数10程度の低い値に設定し、基本波磁束の流れ改善によりエアギャップでの磁束均一化を図り、特性を改善していた鉄粉やフェライトなどの磁性材を圧縮,又は樹脂成形した材料からなる磁性楔の表面に、膜厚が数μm〜数10μm程度のアモルファスの薄帯を接着することにより、複合磁性楔とし特性改善できる回転電機を提供できる。更に、固定子,回転子で多く発生する高調波磁束をスロット歯部間に通過させることにより、これらの高調波磁束が鉄心内を通過して、鉄損やコイルに鎖交して銅損を発生させることを減少させ、特性改善効果が発揮できる。

請求項（抜粋）：

オープンスロット形またはセミクローズ形等のスロット構造を有する鉄心を備えた回転電機の該スロット開口部を閉塞する回転電機のスロット用磁性楔において、この磁性楔の表面にアモルファス薄帯を接着して複合磁性楔としたことを特徴とする回転電機のスロット用磁性楔。

引用特許：

審査官引用 (3件)

• 特開平3-226243
  
• 特開昭59-175350
  
• 特開昭61-010936