特許
J-GLOBAL ID:200903092775639560

耐摩耗性及び転動疲労性に優れた鋼の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 今井 毅
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-240622
公開番号(公開出願番号):特開平5-059526
出願日: 1991年08月27日
公開日(公表日): 1993年03月09日
要約:
【要約】【目的】 靱性劣化を伴うことなく優れた表面硬度が確保されていて、各種機器類の動力伝達部材等として十分に満足できる“耐摩耗性”と“常温から300°Cの温度域における転動疲労強度”を発揮する鋼部材の製造手段を確立する。【構成】 C:0.1 〜0.7 %,Si:2.0 %以下,Cr:1.0 〜17.0%,Ni:5.0 %以下,B:0.0010〜0.0050%,を含むか、或いは更にMo:5.0 %以下, Nb:0.01〜1.0 %,V:0.01〜1.0 %,の1種又は2種以上をも含み、残部がFe及び不可避的不純物から成る鋼を、事前浸炭して表層の炭素量を〔共析点を超えAcm変態点未満〕の範囲に調整した後、徐冷(炉冷等)によって該表層を〔フェライト+球状化セメンタイト〕組織とし、次いで750〜1000°Cの温度域で浸炭処理して表面の炭素量をAcm変態点以上に調整してから900〜750°Cより焼入れ処理し、更に焼戻し処理を施す。
請求項(抜粋):
重量割合にてC:0.1 〜0.7 %, Si:2.0 %以下, Cr:1.0 〜17.0%,Ni:5.0 %以下, B:0.0010〜0.0050%を含み、残部がFe及び不可避的不純物から成る鋼を、事前浸炭して表層の炭素量を〔共析点を超えAcm変態点未満〕の範囲に調整した後、徐冷によって該表層を〔フェライト+球状化セメンタイト〕組織とし、次いで750〜1000°Cの温度域で浸炭処理して表面の炭素量をAcm変態点以上に調整してから900〜750°Cより焼入れ処理し、更に焼戻し処理を施すことを特徴とする、耐摩耗性及び常温から300°Cの温度域での転動疲労強度に優れた鋼の製造法。
IPC (4件):
C23C 8/22 ,  C21D 6/00 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/54

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