特許
J-GLOBAL ID:200903092799594061

工業用小型部品洗浄乾燥機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大島 健功 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-061741
公開番号(公開出願番号):特開平9-225418
出願日: 1996年02月23日
公開日(公表日): 1997年09月02日
要約:
【要約】【構成】 加工後の部品入り金網製バスケットを、洗浄槽底面に回転自在に軸着された円盤に載荷し、スプレ-ノズルから洗浄液噴霧を放射し、その動圧によりこれを回転させ、直方体の槽形状と邪魔板のため噴霧は乱渦流となってバスケット中央の部品まで均一に洗浄できる洗浄槽と、洗浄後の部品入りバスケットを、乾燥槽底面に回転自在に軸着されかつ周縁に複数個の羽根が立設された円盤に載荷し、槽の側面下部の一対の送風口から羽根に空気を吹きつけ、その動圧で円盤を回転させながらバスケットの中央まで送風し、部品を乾燥し、空気を上蓋のパンチングから排気する乾燥槽との2槽構造の工業用小型部品洗浄乾燥機。【効果】 環境破壊の恐れと後処理に問題のない無公害の洗浄剤を使用するシンプル、コンパクトかつ操作簡単な構成で、耐久性があり、連続運転が可能で、そして製品に傷をつけない。
請求項(抜粋):
(イ)底面が正方形の直方体の槽で、該底面に円盤が回転自在かつ水平に軸着され、該槽の各側面の中央縦に邪魔板が付設され、各該邪魔板に向かって同側で各該邪魔板近傍の上下2箇所の位置にスプレ-ノズルが配設され、前記底面の一隅に洗浄液落下口が開設され、そして上蓋を有してなる洗浄槽であって、加工を終了した工業用小型部品を入れた金網製バスケットを前記円盤に載荷して、スプレ-ノズルから洗浄液の噴霧を放射し、金網製バスケットをその動圧により回転させ、前記直方体の槽の形状と前記邪魔板のため噴霧状洗浄液は層流とならずに乱渦流となって金網製バスケットの中央部まで達し、均一に洗浄することができる洗浄槽と、(ロ)円筒状の槽の底面に円盤が回転自在かつ水平に軸着され、該円盤の周縁に複数個の風受け兼芯出し用羽根が立設され、該羽根と同じ高さの前記槽の側面の位置に一対の送風口が開設され、そしてパンチング板付き上蓋を有してなる乾燥槽であって、洗浄終了後の部品入り金網製バスケットを該乾燥槽に装入して前記円盤に載荷し、前記送風口から送風して前記羽根に空気を吹きつけ、その送風圧により前記円盤を回転させながら空気を金網製バスケットの中央まで送り、部品の表面に付着残留した洗浄液を揮発させて乾燥し、そして用済後の空気を前記パンチング板付き上蓋を通し排気することができる乾燥槽と、(ハ)前記スプレ-ノズルに洗浄液を送り出す電動ポンプ、吐出パイプ、スプレ-ノズル、ヒ-タ内蔵ヒ-タパイプが挿設された洗浄液タンク、切粉分離用フイルタ-、油脂分離用フイルタ-、および吸入パイプ、ならびに前記洗浄液タンクに付設された水抜きドレン、油抜きドレンおよび水量計からなる準クロ-ズドサイクル式洗浄液循環系部材と、を一筐体に具備してなることを特徴とする工業用小型部品洗浄乾燥機。

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