特許
J-GLOBAL ID:200903092828848027

遷移金属錯体及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-106939
公開番号(公開出願番号):特開平10-036420
出願日: 1997年04月24日
公開日(公表日): 1998年02月10日
要約:
【要約】【課題】 オレフィン重合のための触媒として好適でありかつ公知の触媒の欠点を克服した新規の遷移金属錯体を提供する。【解決手段】 該遷移金属錯体は、一般式I:LmMXn I[式中、L,M,X,m及びnは、請求項1に定義したものを表す]で示される。
請求項(抜粋):
一般式I:LmMXn I[式中、Mはチタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、タンタル又は希土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素、沃素、水素、C1〜C10-アルキル、C6〜C15-アリール又はOR1であり、R1はC1〜C10-アルキル、C6〜C15-アリール、それぞれアルキル基中に1〜10個の炭素原子を有しかつアリール基中に6〜20個の炭素原子を有するアルキルアリール、アリールアルキル、フルオロアルキル又はフルオロアリールであり、mは1又は2であり、nは、Mがチタン、ジルコニウム又はハフニウムである場合は、4-mであり、又はMがバナジウム、ニオブ又はタンタルの場合は、5-mであり、又はMが希土類金属である場合は、3-mであり、Lは一般式II:【化1】(式中、Aは、それが結合された窒素及び炭素原子と一緒に5員もしくは6員の、非置換もしくは置換芳香族環を形成する橋状基であり、前記芳香族基はまた酸素、硫黄及び窒素からなる基から選択される2個の別の複素原子を含有していてもよく、かつ2、3又は4個の環を有する別のイソ芳香族系もしくは複素芳香族系に融合されていてもよく、R2は水素、 C1〜C10-アルキル、C6〜C15-アリール、トリ-(C1〜C10)アルキルシリル又はトリ-(C6〜C15)アリールシリルであり、R3はC6〜C15-アリール、C6〜C15-フルオロアリール、C1〜C10-アルキル、C1〜C10-フルオロアルキル基であり、これらの基はα-炭素原子上には水素を有していず、かつR4は水素、C1〜C10-アルキル、C6〜C15-アリール、トリ-(C1〜C10)アルキルシリル又はトリ-(C6〜C15)アリールシリルである)であるリガンドである]で示される遷移金属錯体。

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