特許
J-GLOBAL ID:200903092857320090

入力軸の往復回転を出力軸の一方向性回転にする変換機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 福田 武通 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-127993
公開番号(公開出願番号):特開平5-203013
出願日: 1992年04月22日
公開日(公表日): 1993年08月10日
要約:
【要約】【目的】 入力軸に取付けたハンドルを正逆に例えば180°宛、往復回動操作することによって、入力軸の正方向の回動で出力軸を一方向に半回転し、次の入力軸の逆方向の回動でも出力軸を一方向に半回転できるようにする。【構成】 ハンドルを取付けた入力軸12に二つの傘歯車40,42を対向して遊嵌し、入力軸に対して直角な出力軸14に両傘歯車40,42という噛合う傘歯車44を固定し、傘歯車40と入力軸の間には入力軸の正方向の回動を傘歯車40に一体に伝える爪80を設け、傘歯車42と入力軸の間には入力軸の逆方向の回動を傘歯車42に一体に伝える爪90を設ける。
請求項(抜粋):
入力軸の正逆の往復回転を出力軸の一方向性回転にする変換機構において、(a)フレームと、(b)該フレームに支承される入力軸とを備え、該入力軸が入力軸線を限定し、該入力軸線のまわりに回転可能であり、更に、(c)前記フレームに支承される出力軸を備え、該出力軸が、出力軸線を限定し、該出力軸線のまわりに回転可能であり、該出力軸線が、前記入力軸線に対して垂直であり、更に、(d)第1歯車と前記入力軸との間の相対的な回転を可能にするように該入力軸のまわりに装着される第1歯車と、該入力軸との間の相対的な回転を可能にするように該入力軸のまわりに装着される第2歯車と、前記出力軸と一緒に回転するように出力軸に結合された第3歯車とを有する傘歯車装置を備え、該第1歯車と、該第2歯車とが、入力軸に沿い相互に軸方向に間隔を保って対向して設けられ、前記第3歯車が、第1歯車と第2歯車の各々に相互に噛合わされ、第1歯車が、単一の凹所を除いて滑らかである当接面を有し、前記第2歯車が、単一の凹所を除いて滑らかである当接面を有し、更に、(e)第1爪を有する装置を備え、該第1爪が、前記第1歯車の単一の凹所内に延びる作用位置と、第1歯車の単一の凹所から引込められる不作用位置との間を移動するのを許容される態様で前記入力軸に装着され、第1爪の作用位置において第1歯車と入力軸が一緒に回転するように第1歯車を入力軸に結合するために、又該第1爪の不作用位置において第1歯車と入力軸との間の相対的な回転を可能にするように第1歯車を入力軸から分離するために、その作用位置へ付勢され、該第1爪が、その作用位置を除いて第1歯車と第1爪との間の相対的な運動を可能にするように該第1歯車の当接面に向かって付勢され、更に、(f)第2爪を有する装置を備え、該第2爪が、前記第2歯車の単一の凹所内に延びる作用位置と、第2歯車の単一の凹所から引込められる不作用位置との間を移動するのを許容される態様で入力軸に装着され、該第2爪の作用位置において第2歯車と入力軸が一緒に回転するように第2歯車を入力軸に結合するために、又該第2爪の不作用位置において第2歯車と入力軸との間の相対的な回転を可能にするように第2歯車を入力軸から分離するために、その作用位置へ付勢され、該第2爪が、その作用位置を除いて第2歯車と第2爪の相対的な運動を可能にするように第2歯車の当接面に向かって付勢されることを特徴とする変換機構。

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