特許
J-GLOBAL ID:200903092868667742
タービンエンジンの構成部品用密閉構造体
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (4件):
江崎 光史
, 三原 恒男
, 奥村 義道
, 鍛冶澤 實
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-555047
公開番号(公開出願番号):特表2005-513329
出願日: 2002年12月12日
公開日(公表日): 2005年05月12日
要約:
特にガスタービンの、静止している部品(1,13,12)と動く部品(7,8)との間を近接して密閉するための密閉構造体は、ガスを通す接触に強い密閉部材(2)を有し、この部材は、密閉先端部(8a)に対向して存在する形で配置されるとともに、支持体(1)に固定されている。密閉部材(2)は、例えば蜂の巣部材、「ハニカム」であり、そのガスの透過性により、動作時には冷却剤を貫流させることができ、それによって密閉部材の冷却を実現している。更に、冗長な冷却剤流路(3b)が配置されており、その流路は、密閉部材(2)の上流で、この構造体の高温ガス側に合流しており、そこを流出する冷却剤(11b)が、密閉部材の高温側の上を流れる。この方法により、この密閉部材の冷却剤の貫流が、その貫流横断面の詰まりにより途絶えた場合に、冗長な冷却流路から流出する気膜冷却剤が、この密閉部材の冷却を引き継ぐものである。冷却剤の質量の流れの配分は、この装置の決定的な圧力損失を発生させる供給口(3)により行われる。一つの実施構成では、この供給口は、衝突冷却部材(14)の貫流開口部として実現される。
請求項(抜粋):
密閉構造体、特にタービンエンジンの構成部品用の密閉構造体であって、この密閉構造体は、冷却側と、動作時に高温ガス(9,10)が充満する高温ガス側/密閉側とを有し、この構造体の密閉側に配置された少なくとも一つのガスを通す密閉部材(2)を備えており、この密閉部材は、密閉面を構成する、高温ガス側の方を向いた表側と、冷却側の方を向いた裏側とを有し、その際この密閉部材は、動作時に冷却剤の質量の流れ(11a)を貫流させることが可能であり、そして、この構造体は、冷却剤に対する少なくとも一つの供給口(3)を有し、この供給口が、このガスを通す密閉部材の裏側と流れとして繋がっている密閉構造体において、
これらの供給口(3)とガスを通す部材(2)の裏側との間の冷却剤の流路(3a,5)には、少なくとも一つの冗長な冷却剤流路(3b)が分岐しており、この冗長な冷却剤流路は、ガスを通す密閉部材(2)の近傍において、冗長な冷却剤開口部(4)により、この構造体のガスを通さない構成部品の高温ガス側に合流していることを特徴とする密閉構造体。
IPC (4件):
F01D11/10
, F01D25/24
, F02C7/18
, F02C7/28
FI (4件):
F01D11/10
, F01D25/24 K
, F02C7/18 E
, F02C7/28 A
Fターム (4件):
3G002HA04
, 3G002HA11
, 3G002HA12
, 3G002HA15
引用特許:
出願人引用 (4件)
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米国特許第3,365,172号明細書
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特開昭61-149506号公報
-
欧州特許公開第0957237号明細書
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