特許
J-GLOBAL ID:200903092890209707

リグノセルロース物質の漂白方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中本 宏 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-102401
公開番号(公開出願番号):特開平5-279978
出願日: 1992年03月30日
公開日(公表日): 1993年10月26日
要約:
【要約】【目的】 排水汚濁負荷が少なく、薬品添加率を低減でき、かつ強度と退色性が向上した漂白パルプを製造し得る漂白法を提供する。【構成】 通常のクラフト法によって蒸解し、さらに酸素漂白したカッパー価が10.2の広葉樹クラフトパルプを用いて、パルプ濃度15%、温度50°C、保持時間90分、pH3.0において塩素段からのろ液で処理を行い、その後洗浄及び脱液を施すことなく、C-E/O-H-Dのシーケンスで漂白した。このパルプの塩素-アルカリ段後のカッパー価は1.28であり、塩素段からのろ液で処理しない場合と比較して16%弱も減少しており、漂白後のパルプの白色度は0.6%も高く、色戻りは23%強改善され、パルプ粘度も高く、引裂き強度は5%強も改善された。
請求項(抜粋):
リグノセルロース物質より得られたパルプを塩素、苛性ソーダ、次亜塩素酸塩(ハイポ)、二酸化塩素、酸素、過酸化水素からなる多段漂白シーケンスの組合せにより漂白する方法において、塩素漂白に先立ち塩素漂白段からのろ液を用いて該パルプをpH2〜5の範囲及び温度40〜80°Cの範囲に維持して混合保持した後、洗浄、脱液することなく、前記多段漂白シーケンスの塩素段で漂白することを特徴とするリグノセルロース物質の漂白方法。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭57-121691
  • 特開昭61-012992

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