特許
J-GLOBAL ID:200903092890749400

ロストフオーム鋳造物及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平2-400377
公開番号(公開出願番号):特開平5-069082
出願日: 1990年12月04日
公開日(公表日): 1993年03月23日
要約:
【要約】 (修正有)【構成】 膨張したポリスチレン等でできた消耗性のパターン32は鋳造物のピストン運行領域26に対応するパターン区分を分解しこれと置換するために過共晶Al・Si合金等の第1合金を鋳造する第1湯道手段50と、パターン32の残余区分を分解しこれと置換するために亜共晶Al・Si合金等の第2合金を鋳造する第2湯道手段60とを有する。第1及び第2合金は、全体のパターン32が複製され合金が溶融して一体の鋳造物10を形成するように、単一のモールド31内で鋳造される。【効果】 エンジンブロック鋳造物は、シリンダ壁部分における過共晶アルミニウム合金の高摩耗抵抗と、鋳造物の残余部における亜共晶合金の細孔発生抑制及び簡単な機械加工性の利点を合わせ有する。
請求項(抜粋):
第1金属合金でできた第1部分(18)と同第1金属合金とは別の第2金属合金でできた第2部分(12、14、20)とを有するカンパウンド合金の製品鋳造物(10)を製造するためのロストフォーム鋳造方法であって、消耗性のパターン(32)を不結合粒子モールド(31)内に埋設する工程を有し、同パターン(32)が金属鋳造温度で熱的に分解可能なポリマー材料でできていて、前記製品鋳造物(10)の前記第1部分及び第2部分にそれぞれ対応する第1区分(38)及び第2区分(36)を有し同製品鋳造物に対応する製品部分(34)とを備え、同パターン(32)が更に同パターンの同第1区分(38)に接続された第1溶融物注入表面(54)を具備した第1湯道手段(50)と、同パターン(32)の前記第2区分(36)に接続され同第1溶融物注入表面(54)とは別個の第2溶融物注入表面(64)を具備した第2湯道手段(60)とをも備え、同パターン(32)が、同第1溶融物注入表面(54)及び第2溶融物注入表面(64)を鋳造金属に独立的に接触させるためこれらの溶融物注入表面を互いに離間させた状態で露出させるように、前記不結合粒子モールド(31)内に埋設され;更に、前記パターン(32)の前記第1区分(38)を分解させこれと置換させるために前記第1溶融物注入表面(54)に接触させるように、溶融した第1金属合金(80)を鋳込む工程と;これと同時に、同パターン(32)の前記第2区分(36)を分解させこれと置換させるために前記第2溶融物注入表面(64)に接触させるように、溶融した第2金属合金(84)を鋳込む工程と;前記製品鋳造物(10)を形成するように同第1金属合金及び第2金属合金を固化する工程と;鋳造した金属製品鋳造物(10)を前記モールド(31)から取り外し、前記第1湯道手段(50)及び第2湯道手段(60)に対応する鋳造金属を同製品鋳造物(10)から分離する工程と;を有するロストフォーム鋳造方法において、前記第1金属合金(80)及び第2金属合金(84)の鋳造が全体の前記パターン(32)を分解しこれと置換するように続行され、溶融した2つの第1及び第2金属合金(80、84)が、一体の製品鋳造物(10)を形成するように、一緒に流れ溶融することを特徴とするロストフォーム鋳造方法。
IPC (5件):
B22C 9/04 ,  B22D 19/08 ,  B22D 19/16 ,  F02F 1/00 ,  F02F 1/10

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