特許
J-GLOBAL ID:200903092905385744

制動値を目標制動値に調整するための方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中平 治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-133517
公開番号(公開出願番号):特開平6-344875
出願日: 1994年05月12日
公開日(公表日): 1994年12月20日
要約:
【要約】【目的】 ブレーキのヒステリシスは,ブレーキの応答挙動を低下させ,又,それに伴い,制動値を制御するブレーキ系の制御品質を低下させる。公知の方法は,実際制動値が過大となると,ブレーキのヒステリシスが克服されて目標制動値が達成されるまで,締付エネルギーを段階的に低減する。【構成】 本発明では,実際制動値BIが過大のとき,目標制動値に付属した制動ヒステリシスHySと実効低下Wとからなる値HyS+Wだけ締付エネルギーZSを低減するように提案される。この方法は,目標制動値BSの達成が促進される結果をもたらす。本発明の好ましい適用分野は,車両工学におけるブレーキ系である。
請求項(抜粋):
制動値(B)を目標制動値(BS)に調整するための方法であつて,ブレーキ(12,13)に締付エネルギー(Z)が供給されるとき,少なくとも1つのブレーキ(12,13)を備えたブレーキ系によつて制動値(B)が発生され,制動値(B)が,締付エネルギー(Z)の関数として,一方でブレーキ操作と,他方でブレーキ解放とで異なる特性曲線(U,T)に従つて推移し,特定の制動値(B)についての特性曲線の差がブレーキ系のヒステリシス(Hy)であるものにおいて,締付エネルギー(Z)の上昇後に実際制動値(BI)が,目標制動値(BS)に対して,高制動値(B)の方向に偏差を示すとき,既存の締付エネルギー(ZS)が,目標制動値(BS)に付属したヒステリシス(HyS)と実効低下(W)とからなる値(HyS+W)だけ低減されることを特徴とする方法。

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