特許
J-GLOBAL ID:200903092907433355

エコー回路遅延の推定

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-516447
公開番号(公開出願番号):特表2001-501413
出願日: 1997年09月29日
公開日(公表日): 2001年01月30日
要約:
【要約】エコー消去装置(20)と方法であって、エコー経路応答を分析する演算AEPRを行い、その後、適応FIRフィルタ(52)を構成するための演算CRを行う。適応フィルタ(52)の構成により、エコー消去演算中はフィルタ乗算と加算と記憶に関連する2つの特定のタップ終点の間のフィルタタップと係数の範囲だけを用いる。
請求項(抜粋):
独占所有権を請求する本発明の実施の形態を次の通り定義する。 1. エコー消去演算中に適応フィルタのどのタップを使用から除外するかを決定する方法であって、 (1) フィルタの集束の後、受信通信経路の信号を受けて、前記信号を前記フィルタと、前記信号を送出通信経路に少なくとも部分的に反射して戻すデバイスとに与え、次に前記信号に関して、 (2)前記フィルタの第1の所定数のタップの中のどれが所定の値を有するか決定するステップと、 (3)前記所定の値より所定因子だけ大きい値を有するフィルタの第1のタップを決定するステップと、 (4) ステップ(3)で決定されたタップより第2の所定数のタップだけ小さいタップ順位を有するフィルタタップを構成境界第1タップとして選択するステップと、 (5) ステップ(3)で決定されたタップより第3の所定数のタップだけ大きいタップ順位を有するフィルタタップを構成境界第2タップとして選択するステップと、 (6) 前記構成境界第1タップと構成境界第2タップを用いて、前記エコー消去演算中にどのタップをフィルタ乗算から除外するか決定するステップと、を含む、適応フィルタのタップを決定する方法。 2. 前記所定の値は、前記フィルタの前記第1の所定数のタップの最大絶対値MAXである、請求項1に記載の適応フィルタのタップを決定する方法。 3. ステップ(2)のフィルタの第1の所定数のタップは前記フィルタの始めの連続したタップである、請求項1に記載の適応フィルタのタップを決定する方法。 4. タップの前記第1の所定数は10である、請求項2に記載の適応フィルタのタップを決定する方法。 5. 前記所定因子は4より小さくなく、20より大きくない、請求項1に記載の適応フィルタのタップを決定する方法。 6. 前記第2の所定数は前記第1の所定数に等しい、請求項1に記載の適応フィルタのタップを決定する方法。 7. 前記第2の所定数と第1の所定数は10である、請求項6に記載の適応フィルタのタップを決定する方法。 8. 前記第3の所定数は8N-1、ただしNは整数、に実質的に等しい、請求項1に記載の適応フィルタのタップを決定する方法。 9. 前記構成境界第1タップより小さい全てのタップはエコー消去演算中はフィルタ乗算から除外される、請求項1に記載の適応フィルタのタップを決定する方法。 10.前記構成境界第1タップより小さい全てのタップは、エコー消去演算中は前記信号のサンプル値をシフトするバッファとして動作する、請求項9に記載の適応フィルタのタップを決定する方法。 11.前記構成境界第2タップより大きい全てのタップはエコー消去演算中は使用から除外される、請求項1に記載の適応フィルタのタップを決定する方法。 12.受信通信経路と送出通信経路を有し、また適応FIRフィルタを有する、通信システムのエコー経路長さを決定する方法であって、 (1) フィルタの集束の後、受信通信経路の信号を伝送して、前記信号を前記フィルタと、前記信号を送出通信経路に少なくとも部分的に反射して戻すデバイスとに与え、次に前記信号に関して、 (2)前記フィルタの第1の所定数のタップの中のどれが所定の値を有するか決定するステップと、 (3)前記所定の値より所定因子だけ大きい値を有するフィルタの第1のタップを決定するステップと、 (4) ステップ(3)で決定されたタップより第2の所定数のタップだけ小さいタップ順位を有するフィルタタップを境界タップとして選択するステップと、 (5) 前記境界タップの位置を用いて前記エコー経路長さを決定するステップと、を含む、通信システムのエコー経路長さを決定する方法。 13.前記所定の値は、前記フィルタの前記第1の所定数のタップの最大絶対値MAXである、請求項12に記載の通信システムのエコー経路長さを決定する方法。 14.ステップ(2)のフィルタの第1の所定数のタップは前記フィルタの始めの連続したタップである、請求項12に記載の通信システムのエコー経路長さを決定する方法。 15.タップの前記第1の所定数は10である、請求項12に記載の通信システムのエコー経路長さを決定する方法。 16.前記所定因子は4より小さくなく、20より大きくない、請求項12に記載の通信システムのエコー経路長さを決定する方法。 17.前記第2の所定数は前記第1の所定数に等しい、請求項12に記載の通信システムのエコー経路長さを決定する方法。 18.前記第2の所定数と第1の所定数は10である、請求項17に記載の通信システムのエコー経路長さを決定する方法。 19.エコーキャンセラであって、 通信経路の入力信号を受け、また複数個のタップを有する、適応フィルタと、 コントローラであって、前記フィルタが前記入力信号を受けると以下の動作、すなわち、 (1)前記フィルタの第1の所定数のタップの中のどれが所定の値を有するか決定するステップと、 (2)前記所定の値より所定因子だけ大きい値を有するフィルタの第1のタップを決定するステップと、 (3) ステップ(2)で決定されたタップより第2の所定数のタップだけ小さいタップ順位を有するフィルタタップを構成境界第1タップとして選択するステップと、 (4) ステップ(2)で決定されたタップより第3の所定数のタップだけ大きいタップ順位を有するフィルタタップを構成境界第2タップとして選択するステップと、 (5) 前記構成境界第1タップと構成境界第2タップを用いて、前記エコー消去演算中はどのタップをフィルタ乗算から除外するか決定するステップと、を行うコントローラと、を備えるエコーキャンセラ。を含む、適応フィルタのタップを決定する方法。 20.前記所定の値は、前記フィルタの前記第1の所定数のタップの最大絶対値MAXである、請求項19に記載のエコーキャンセラ。 21.ステップ(2)のフィルタの第1の所定数のタップは前記フィルタの始めの連続したタップである、請求項19に記載のエコーキャンセラ。 22.タップの前記第1の所定数は10である、請求項21に記載のエコーキャンセラ。 23.前記所定因子は4より小さくなく、20より大きくない、請求項19に記載のエコーキャンセラ。 24.前記第2の所定数は前記第1の所定数に等しい、請求項19に記載のエコーキャンセラ。 25.前記第2の所定数と第1の所定数は10である、請求項24に記載のエコーキャンセラ。 26.前記第3の所定数は48に実質的に等しい、請求項19に記載のエコーキャンセラ。
IPC (2件):
H04B 3/23 ,  H04M 1/60
FI (2件):
H04B 3/23 ,  H04M 1/60 C
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭60-107928
  • 特開平3-127518
  • 特開昭62-116025

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