特許
J-GLOBAL ID:200903092911161068

耐硫化物応力割れ性に優れた油井用鋼管の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-323145
公開番号(公開出願番号):特開平5-271772
出願日: 1991年12月06日
公開日(公表日): 1993年10月19日
要約:
【要約】【目的】 耐硫化物応力割れ性に優れた高強度の油井用鋼管を直接焼入れ・焼戻し工程で製造する方法を提供する。【構成】 質量%でMn:0.1〜1.2、Mo:0.1〜0.8、Nb:0.005〜0.1、その他Ti,B等を必須とし、選択元素としてCr,V,Co,Zr,Ca,REMを含有した鋼片を1150°C以上に加熱後、熱間穿孔連続圧延で粗製管し、Ar1 点を切ることなく900〜1000°Cに再加熱した後、仕上圧延を施してAr3 以上から焼入れて90%以上のマルテンサイト組織とし、Ac1 点以下の温度で焼戻すことを特徴とする耐硫化物応力割れ性に優れた油井用鋼管の製造法。
請求項(抜粋):
質量%でC :0.10〜0.35%、Si:0.50%以下、Mn:0.10〜1.2%、S :0.005%以下、P :0.015%以下、Mo:0.10〜0.80%、Al:0.1%以下、Nb:0.005〜0.1%、Ti:0.005〜0.1%で且つTi≧3.4N、N :0.008%以下、B :0.0005〜0.0030%を含有して残部が実質的にFeからなる鋼片を1150°C以上に加熱した後、熱間穿孔連続圧延で中空素管に製管して900°C〜Ar1 点に降下した該素管を、900〜1000°Cに加熱し、仕上げ温度がAr3 点+50°C以上で熱間仕上げ圧延を施し、続いて該仕上げ鋼管をAr3 点以上の温度から急冷する焼き入れ処理を施して90%以上の割合のマルテンサイト組織とし、しかる後Ac1 点以下の温度で焼き戻し処理を行うことを特徴とする耐硫化物応力割れ性に優れた油井用鋼管の製造法。
IPC (4件):
C21D 8/10 ,  C21D 9/08 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平2-050916
  • 特開昭62-177124
  • 特開昭63-096215
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