特許
J-GLOBAL ID:200903092919887505

行切出し方法、行切出し修正方法、行切出し装置および行切出し修正装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大垣 孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-218913
公開番号(公開出願番号):特開平11-025218
出願日: 1997年07月08日
公開日(公表日): 1999年01月29日
要約:
【要約】【課題】 文書画像の行方向が不明である場合でも、事前に個別に行方向を判定することなく、行切出しを可能とする。【解決手段】 行方向が不明である場合または行方向が第1方向である場合に、第1方向分割領域を生成し、これを走査して第1方向射影分布を作成し、この分布に基づいて第1分割行を切出す。一方、行方向が不明である場合または行方向が第2方向である場合に、第2方向分割領域を生成し、これを走査して第2方向射影分布を作成し、この分布に基づいて第2分割行を切出す。そして、行方向が不明である場合に、第1および第2分割行の情報を用いて行方向の判定を行なうい、判定された行方向の分割行どうしを互いに接続して行を切り出す。
請求項(抜粋):
(a1)文書画像の行方向が不明である場合および前記文書画像の行方向が第1方向である場合に、第2方向に沿った分割線によって前記文書画像を分割することにより、該第2方向と直交する第1方向に沿って並んだ複数の第1方向分割領域を生成するプロセスと、(b1)前記第1方向分割領域が生成された場合に、当該第1方向分割領域の各々を、前記第1方向に沿って走査して、走査毎の累積黒画素数を検出し、当該累積黒画素数の前記第2方向に沿った分布を求めることにより第1方向射影分布を作成するプロセスと、(c1)前記第1方向射影分布が作成された場合に、当該第1方向射影分布の各々において第1基準値以上の累積黒画素数が前記第2方向に沿って連続する区間をそれぞれ第1黒画素区間として、当該第1黒画素区間が得られる走査領域をそれぞれ第1分割行として分割行切出しを行なうプロセスと、(a2)文書画像の行方向が不明である場合および該文書画像の行方向が第2方向である場合に、前記第1方向に沿った分割線によって文書画像を分割することにより、前記第2方向に沿って並んだ複数の第2方向分割領域を生成するプロセスと、(b2)前記第2方向分割領域が生成された場合に、当該第2方向分割領域の各々を、前記第2方向に沿って走査して、走査毎の累積黒画素数を検出し、当該累積黒画素数の前記第1方向に沿った分布を求めることにより第2方向射影分布を作成するプロセスと、(c2)前記第2方向射影分布が作成された場合に、当該第2方向射影分布の各々において第2基準値以上の累積黒画素数が前記第1方向に沿って連続する区間をそれぞれ第2黒画素区間として、当該第2黒画素区間が得られる走査領域をそれぞれ第2分割行として分割行切出しを行なうプロセスと、(d)前記文書画像の行方向が不明である場合に、前記第1方向射影分布と前記第2方向射影分布とに基づいて、前記文書画像の行方向を判定するプロセスと、(e1)前記文書画像の行方向が前記第1方向である場合に、前記第1方向で互いに隣接する前記第1方向分割領域にそれぞれ含まれる前記分割行どうしであって、当該分割行を走査して得られた前記第1黒画素区間の少なくとも一部分どうしが重なっている分割行どうしを接続して行切出しを行なうプロセスと、(e2)前記文書画像の行方向が前記第2方向である場合に、前記第2方向で互いに隣接する前記第2方向分割領域にそれぞれ含まれる前記分割行どうしであって、当該分割行を走査して得られた前記第2黒画素区間の少なくとも一部分どうしが重なっている分割行どうしを接続して行切出しを行なうプロセスとを含むことを特徴とする行切出し方法。

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