特許
J-GLOBAL ID:200903092922499966

波形観測装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-077233
公開番号(公開出願番号):特開平6-289079
出願日: 1993年04月02日
公開日(公表日): 1994年10月18日
要約:
【要約】【目的】アイパターンのクロス点を定量的に決定し出力可能とする。【構成】サンプリング回路1でディジタル信号S1をサンプリングし、データ記憶部2に記憶する。上下端決定部5により、サンプリングデータのレベルの度数分布の内の二つの極大値を決定し、これら二つのレベル間に位置する左半分のサンプリングデータを抽出記憶し、交差時刻決定部9により、抽出記憶したサンプリングデータの交差時刻tpを求め、tpより小なるサンプリングデータとその外のデータに2分して出力しそれぞれの近似曲線を生成し一方の曲線上で時刻の値が極大となる点と、他方の曲線上の時刻の値が極小となる点を求め、交差位置検出部15でこれらの点の中間点を交差位置として求め、交差位置を原点としてサンプリングデータを奇数象限と偶数象限とに分離してデータ分離部16より出力させ、二つの近似曲線を生成しクロス点検出部19によりクロス点を検出して出力させる。
請求項(抜粋):
二値レベルを持つディジタル信号を二つ以上のクロス点を持つ特定の繰返し周期の中の特定の区間で複数回繰返しサンプリングし、アイパターン信号を生成する波形観測装置において、前記アイパターン信号として相隣り合うクロス点を含む区間について予め与えられた複数回だけ信号を繰返しサンプリングしそのサンプリングレベルとサンプリング時刻とを対応づけたサンプリングデータとして出力するサンプリング回路と、前記サンプリングデータを記憶するデータ記憶部と、予め与えられた間隔で前記ディジタル信号のレベルを複数の区間に分割し前記データ記憶部が記憶するすべてのサンプリングデータについて前記各区間の何れに該当するかを識別しその度数を前記各区間について算出し二つの極大度数を持つ第1の区間と前記第1の区間よりレベルの小なる第2の区間をそれぞれ検出する上下端決定手段と、前記第1の区間のレベル未満でかつ前記第2の区間のレベルを超過する区間にありさらに前記二つのクロス点の内の何れか一方のクロス点を含む範囲のサンプリングデータのみを前記データ記憶部より抽出し記憶するデータ抽出記憶部と、前記データ抽出記憶部が記憶するサンプリングデータについて、前記サンプリングレベルを予め与えられた複数個の区間に分割し前記各区間に該当するサンプリング時刻についての度数分布をそれぞれ求め前記サンプリング時刻についての度数分布が単峰特性でありかつその中央値を示すサンプリング時刻を交差時刻として検出し出力する交差時刻識別部と、前記交差時刻より小なるサンプリング時刻を有するサンプリングデータを左方データとし残リのデータを右方データとして前記データ抽出記憶部より抽出し個別に出力するデータ分離手段と、前記左方データに基づき前記左方データに近似した曲線を生成し出力する第1の近似曲線生成手段と、前記右方データに基づき前記右方データに近似した曲線を生成し出力する第2の近似曲線生成手段と、前記左方曲線の時刻が極大であるレベルと時刻とを示す第1の位置と前記右方曲線の時刻が極小であるレベルと時刻とを示す第2の位置とを検出しこれら第1と第2の位置とを二等分する交差位置を検出する交差位置検出手段と、前記交差位置を原点とし、サンプリング時刻を横軸にサンプリングレベルを縦軸にした奇数象限のサンプリングデータと偶数象限のサンプリングデータを前記データ抽出記憶部より読み出し抽出し抽出したデータについてそれぞれ第3と第4の近似曲線を生成しこれら第3と第4の近似曲線の交点をクロス点として出力するクロス点算出手段とを備えることを特徴とする波形観測装置。

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